
遅れに遅れて群馬埼玉へお歳暮配り。 今回は、ポケットに数珠を入れて。
お悔やみが2軒もあるのだ。
1軒はお婆さんだからまだしも、あとの1軒は、、、、悩み深い農家はあとを絶たない。
11キロの長いトンネルをはさんで、向こうとこちらでは同じ冬でもまったく違う種類の冬なのだ。

この暮れは、暮れの花相場が出なかった。
原因はまたしても菊。
日本の大きな菊産地はプロ中のプロだった。
お盆に菊が無い、彼岸にも菊が無い。遅れ続きの菊は暮れには間に合わないとの事前情報だったらしい。
多くの花屋さんは輸入品などで暮れの仕入れを済ませてあった。
しかし日本の菊農家はプロで、ちゃんと間に合わせてしまったそうだ。
結果、菊は市場にあふれた。
ゆりの大きな産地はさらにプロで、その情報を事前につかんでいて、欲をかかない価格で暮れの予約相対に押し込んだ。
結果、セリに登った花は痛い目にあってしまった。
いまや、日本の花産地に求められるものは、ちゃんとした制度の情報。これが一番求められているのだ。
まあ、関が原の昔から、情報戦を制したものが天下を取ってきた。

今回は大都市近郊農家の現状をいやと言うほど聞いてきた。
「田んぼをもらってほしい」 信じられない言葉が飛び交っているそうな。
すぐそこは東京都なのに。
商用地はともかく、道を一歩入った田んぼは買い手を見つけることもままならない。
埼玉県の奨励ブランド米が1俵5800円。群馬のゴロピカリが4500円。
輸入米より安い?
農道とは名ばかりで住宅地内の道路は、田植え機の後ろ、コンバインの後ろをほうきを持って追いかけて道路掃除。
農薬散布や草燃しなど、とんでもない。
放棄すればそれこそ環境破壊。ごみも集まってきかねない。
しかし、地価評価額はそれなりなので、かかるものはかかる。
どうすりゃいいの?
食料自給率向上? どこの世界の言葉なのか。
花や野菜の園芸農家は何とかご近所との交流などまで考えながらがんばっているのだが、、、、、

「田んぼをもらってほしい」 東京近郊も片田舎も似たような言葉が聞こえる。
庭に咲いていたヒイラギ。日本のヒイラギとはまるで違う花が咲いている。
「セイヨウヒイラギ」って言ってたけどそれとも違うみたい。

調べてみると、ヒイラギはモクセイ科、セイヨウヒイラギはモチノキ科、そして、ヒイラギナンテンはメギ科である。
何ともややこしいが、違いは花を見ると一目瞭然である。セイヨウヒイラギナンテンの花はヒイラギナンテンと類似している。
最後にチャリティーが付くのはなんだろう?
チャリティーで百姓してるんじゃねえよなぁ。
ランキングに参加しています。皆さんの応援をよろしく。
ポチッと一回
クリックしてね。