ヒカラビ一家の花日記

山の上に住む花農家から 魚沼発のあれこれを

コシノコバイモ

2009年03月31日 | 発信
最近夜に更新できない(飲み会が多い)。

この前のなごり雪が消えたらもう山の花は一面に咲いていた。
今年も出会えたコシノコバイモ。 上品ですね。

畑にはまだ水が浮いた状態だが、まもなく一斉に土作りやハウスたてが始まる。

昨日午後から小作料の協議があった。
いろいろ話し合った結果、水田小作料は一律に値下げの答申案が出された。
近年の基盤整備で出来た水田はどれも大区画だ。
山間地の水田との収量格差はますます広がっていくと思う。
もっと借地料に差があっても良いのではと思うのだが米価も下がることが予想される、かといってただというわけにも行かないし、問題は多いのだ。

畑の借地料は自分以外に該当者がいないのでまったく議論にもならないのだが条件の悪い土地が若干値下げの答申だ。
今回も農地周辺の整備への協力をお願いした。

夏場のユリ産地に欠かせない環境。
日当たり、風通しの良さ。硬さや曲がりには大きく影響する。
借地の場合、もちろん地主に地代は払うし交流もあるのだが、周辺の荒地や林にはなかなか手が付けられない。
持ち主の分からなくなった土地も多いのだ。
周辺環境を整備することは高品質でそろえるためには重要なことだ。

その後、昨日今日と二日かけて 「魚沼 土(ベト)の会」 総会と講義。

「木を見て森を見ず」 とはよく言ったものだ。
植物の成長を見、花の声を聞いて、子供を育てるように栽培しているつもりでいた。
もちろん、土作りが一番大事で、堆肥も入れ、塩基バランスには気を配ってきたつもりだったが、土の個性をしっかり調べてからではなく、経験に沿った慣行的な事が多かった。

「堆肥すら入れられない土がある。」 「肥料を入れられることの幸せ」
眼からうろこのような言葉が沢山ある。

まずは雪消え後、改良資材投入後、生育途中、栽培終了後と年間を通して土壌分析をする。

ひょっとすると肥料はがっくり減らすことが出来そうだ。
まずはスタートラインを知ること、そして土のバランスや成分をそろえること。
そこから高品質に向けての技術がスタートするわけだ。


Qはすっかり家族になれてやんちゃ振りを発揮している。
犬と一緒に我が家には次男坊もできた。
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大安

2009年03月30日 | 観察

昨日は大安吉日。お呼ばれでした。
このところ結婚式に呼ばれることがずいぶんなかった。
幸せを分けてもらうようでこちらもすっかりハイになってしまった。

会場は中越大震災で建て替えとなったホテルサンローラ川口。
この会場を利用する最初のカップルだそうで、ずいぶんご馳走もありました。

帰ってくるとQが、、、

泣かない、なめない、かまない、走らない。
おとなしくてまったく子犬らしくないのだ。
親兄弟と一緒でにぎやかだった子を無理やり引き離したのだから無理もないことなのだ。

抱くと震えたまま動かなくなる。
犬を飼うことは少し残酷なことでもあるのかな。


一夜明けて、急に犬らしく動くようになった。
外に出すと、一日中我慢していたおしっことウンコを。
足の裏の冷たさで外だと判断するようだ。教科書どおり。

こんな小さなうちから家の中では粗相をしない、とても賢い犬だ。


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黒柴が来た

2009年03月29日 | 家族

はじめまして  ぼく、です。
今日からヒカラビ一家の仲間入りします。

2009年生まれの 9?
胸の模様がウルトラマンみたいだから ウルトラQ?

父は、忠犬ハチ公の一歩上を行く 九 だと言ってます。

それにしても、いきなり雪の上かよ。 っみぃたいな~
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定額給付金

2009年03月27日 | 家族

定額給付金の新しい使い道ができてしまった。
魚沼の春秋の風物詩、「へっとう(カメムシ)」が紙にくっついたままプリンターに巻き込まれてしまったのだ。

おかげでプリンターは分解掃除に出て行くことになったが、基本技術料が7000円、ほかに部品交換が必要な場合はもっとかかるとか。
「新品が11000円、どうしますか?」と来たもんだ。

お姉ちゃんたちは春休みでディズニーランドへ。

奥方の車にはETCが付いた。
先にテレビを買い換えたばかりだが、これで定額給付金は何人分が消えたことになるだろうか?

思いがけない冬の逆戻り。
やっぱり雪の少ない年は簡単には春にならない。

財布は冬のままだ。
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ヒカラビ君卒業しました

2009年03月25日 | 家族


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WBC

2009年03月24日 | 観察
野球って面白いスポーツだったんだなぁー

平素野球はまったく見ないので選手の名前もメジャー組みくらいしか知らないのだ。
青木、中島、内川。  いい選手がいるんだな。
小笠原はひげがあったほうがかっこいい。

監督の名前も原、野村、掛布くらいしか知らなかったけど、原の采配はどれも良かった。
迷いなく応えた中島のバントもすばらしかった。
延長でイチローが打ったタイムリーには涙が出た。お見事。

オリンピックで韓国が優勝したとき、「思いの強いほうが勝った」 と言われたが、今回原監督はそういうチーム作りをしてきたように思う。

「思い」 やっぱり、「思い」 で育てるもんなんだね。

入院中に見だした野球。 国際試合があって、選手も観客もナショナリズムが育つ。
底辺が育つ。レベルが上がる。
サッカーでうまくいった手法を野球が取り入れてうまくいき始めている。

写真は関係なかったけど、鉢植えのすずらんを玄関先に出したら、「思い」 を寄せたミツバチが寄ってきた。
明日から雪になるそうだ。

いよいよ明日はヒカラビ君の卒業式だ。
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チューリップ

2009年03月23日 | 観察

ハウスの中で育てているチューリップが咲き出した。
後ろのユリも順調に芽を出した。
普通3月に植えたものはあまり加温しないのだが今年はロビーナを植えてしまったので暖房機は回しっぱなしなのだ。

ロビーナ、ロディーな、コルバラ、たぶんレイクキャリーも。
純赤品種は強い低温に合わせると花がまだらになってしまう。

今朝いっせいに畑が顔を出した。
でも明日からまた雪になるそうな。
咲いたチューリップも玄関先に出したいのだがそうも行かないようだ。

順調と言えば、犬小屋作りは順調にはかどっている。
山小屋風のイメージなのだが、ちょっと大きすぎたようでヒカラビ君の家になってしまう。

でも犬探しはつっかえったままなのだ。

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菜の花

2009年03月22日 | 観察

今日は群馬出張。
もう菜の花が満開だった。
土日しか出られなくてなかなか出張のタイミングが取れない、今回は群馬のみ。
あとは来週。

梅は盛りを過ぎて、花冷えっぽかった。

今年は桃の節句から彼岸にかけてほとんどの花は安値安定だったそうで機嫌の良い農家は少ない。
ただ、ユリだけは品薄で高かったそうな。燃油高からの球根買い控えが高値を生んだようだ。
かなり送れて結果が出てくるところが難しいところか?
結局、定期安定出荷型農家が勝ちをとるのかもしれない。


群馬出張と聞いてヒカラビ君が付いてきた理由はいつものとおり。
群馬北部は管理釣り場の宝庫なのだ。

フライフィッシング初挑戦なのでフライ環境の良いところをネットで調べて、奥利根フィッシングパークへ来て見た。
暮れにゴルフでお邪魔する初穂カントリークラブの隣だった。

二つの大きなポンドにはスチールヘット (降海型虹鱒) もいると看板には書いてあったが残念ながら釣れたのは虹鱒だけだった。

雨が降りそうで降らない曇天。
ちょうど魚が一番釣れそうな天気だった。

フライのキャスティングは思ったほど難しくはなかった。
さおがやわらかいので、掛かるとすごくスリリングだ。
しかも、圧倒的にルアーより釣れる。

4時間ほどで2人で67匹、同級生の数だけ釣ってやめた。
3分の2以上はフライによる釣果だ。

なんとアルビノ (白子) も2匹釣れた。
初めて釣ったアルビノは菜の花色に桜色が刺したような上品できれいな色だった。

4月1日の渓流解禁が楽しみになってきた。
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オフィシャルな活動の意義

2009年03月21日 | 発信

新潟県花業界のカリスマ的リーダー、青木さんの紫白綬有功章受賞祝賀会に出席させていただいた。
なんと384名の出席。超の付く大祝賀会でした。
ここに座しているだけでなんだが名誉な気分になってしまいます。
とても華やかですんごいもんでした。

農業者が農業者としての功績で受勲することはほとんどない。
農業者の受勲に当たるものが大日本農会(なんか怖い名前)からいただく緑白綬有功章だ。
受賞者の中でさらにその後の功績により表彰されるものが、紫白綬有功章。
つまり、我々百姓には縁のない世界のことなのだ。

もちろん表彰状が欲しくて働いているわけではないが、秋の共進会で農林水産大臣賞をいただくような花を作ることは大きな目標であり、品質向上のための一つの指標になる。
それも、協会に属していればこそ可能なことであり、協会参加産地の交流や情報交換が作物や経営の向上につながると言うものだ。

我々の生産組合は昭和55年に朝日農業賞を受賞している。
平成17年には日本農業賞大賞を受賞している。
日本花き生産協会からの表彰は平成6年が最後でとまっている。

組織や業界のために働くことは、それなりの出費や出役を伴う。
少なからず家族は犠牲になることもある。
氏の功績を見るとほとんどの人生を花産業のために生きてきたような人だ。
がんばってくれた先輩が晴れがましい場に立つ姿を見ると、業界そのものがしっかり認められているのだなという安心感に包まれる。

常にオフィシャルな活動を続け、地域の産業として認知され続けることがみらいのためには重要だなと、ぶつぶつ思うわけだ。


長身でダンディーな紳士。品行方正を絵に描いたような人。温和な人柄。

おめでとうございました。

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雪割草

2009年03月19日 | 発信

昨日今日と夏のようでした。

「標準小作料設定協議会」 ってのに呼ばれました。
市から任命された委員ですから。

酪農兼業農家が一人いましたが、父以外は全員稲作関係者でした。
米価は下がる、地価も下がる。
小作料 (しぶい言い方) も下げて欲しいわけです。
それ以上に話題になったのが、条件格差です。
魚沼市は、一戸で70町分も作付けしている地域と、棚田たっぷりの地域があるわけです。
圭坂率が極端に違う。6俵しか採れない。うまくすると12俵も採れる。
小作料は1等地から5等地まで、15000円ほどしか差がないわけだ。
担い手政策、、、借り手側のせつなげな要求のほうが声がでかかったように思います。

求められての発言。
「整備事業の進んだ水回り等の好条件の畑に農地は集積する傾向に向かうでしょう。
それ以外の畑は貸していただき安い方向に進んでいますが、耕作放棄地や未国調で境の良く分からない農地、持ち主不明の荒地が集積の妨げになっております。
魚沼の農業振興そのものを考えていく必要があるのではないでしょうか?」

ん~ やっぱり浮いてました。

魚沼の農業売り上げ91億円。農家数は6350戸。
花農家はたった135戸。
がんばってるんだけどね。


例年は4月になってから農道除雪をするわけだが、今年は雪を割らないうちから畑が出てきた。
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