ぬくぬくと温かい陽だまりに咲くタンポポ、その向こうは魚沼三山だ
残雪の三山を見ながらまさにゴルフ日和、言い訳は二日酔いだけだ。
今回で37回目の花き組合杯ゴルフコンペ。以前は農家の親睦コンペだったものを市場をおもてなしするための花き組合杯に変えてからもう18年も経つのか。
うちの求評会の日程に合わせてよその産地も会合を計画してしまうものだから今回の市場さんの参加は3社。
肥料、農薬、資材などのメーカーさんからの参加はなんと11社。
どちらも我々農家にとっては大切なパートナーだ。
昔は8市場も10市場も参加してくれたのだが今は仕方のないこと、スケジュールを無理して参加してくれた3市場には感謝したい。
以前、市場の役割の中で一番重要なのは荷を寄せることだった。
集荷力が市場の実力の目安で、売り上げは比例した。
「輸入」と言う最も大きな産地ができたことによって市場の役割は 「きちんと納めること」 に変わったように思う。
「きちんと」 の後には品質だったり量だったりバラエティーだったり精度だったり、、、、といろいろな言葉が付く。
量の担保が輸入で賄える中、数多くの産地が 「きちんと」 を売りにしてマーケットと対峙している。
市場はその中間点だから付き合いは増えるのだ。
我々もいろいろな取り組みはしてきたのだが 「きちんと」 をもっと意識すべきだったのではないだろうか。
11社も参加してくれたメーカーさん、ゴルフの最中もパーティーでも「スリーブの大きさが、、、、」 「肥料の効かせ方はどうのこうの、、、」 と、栽培の話題には事欠かない生の討論をしながら酒を酌み交わす。
実際にメーカーから直に肥料や農薬を買うことはまず無い、JAを通じてのリサーチや学習会での意見交換はあるのだがそれとはまた違う親密な話のできる機会なのだ。
今はほとんどの資材や肥料はネット通販でも買える時代、しかもたいていの品物が安い。
ホームセンターでも食品の隣に農薬が売ってたりする。
メーカーから見れば、どこ経由で買ってもらっても顧客は農家なのだ。
農家と直接話しながら商品開発のヒントを得たり覚えてもらったりと、人懐っこい彼らの姿勢には学ぶところが多い。
顧客のところに機会があればまず足を運ぶ、名乗る、聞く、そしてセールス。「きちんと」を付けるにはまめさが必要だ。
我々も市場の先にいる顧客に対して何をするか。彼らの姿に今しなければならないことが見える気がする。
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