盆だてが~んに、花の大量出荷に明け暮れてました。
15日朝。ようやく梅雨明けと思いきや急に秋の空。
こんな曇って、うろこ雲って言うのだっけ?
朝は18度まで気温が下がって、肌寒い感じがする。
夏の切花産地において、お盆は最大の需要期で、この数日間はクリスマス前のケーキ屋さん、大晦日の蕎麦屋さんと同じ意味を持つ。
このお盆前にしっかり供給できるかどうかは産地の価値を決めるし、責任ともいえる。
今年は8日、10日、12日のセリ日に数万ケースと、途方も無い量の共選出荷ができた。(組合全体で)
各市場とも決して足らない量ではなかったと思う。
我が家でも普段はオリエンタルユリばかりなのだがこの需要期に備えてはデジールを作った。
温度管理のできない夏場は開花調整が効かない。
積算温度によっては前進したり遅れたりする。
そこで、出庫を2回に分けて植える。
どちらかがお盆需要期にぶつかってくれるという計算だ。
雨の日が多く、夜温の低い日が続いた今年は生育が遅れ気味で、前の作が10日のセリ日に集中出荷となった。
つまり後の作はお盆の真っ盛りに出荷となってしまった。
ただ、間に合わなかったから売れないということではなくて、売り切って空になった店にはやっぱり花が必要で、お盆中もお盆明けもそこそこに売れるのである。
しかし休みの市場が多くなるのが悩みの種だ。
いずれにしても責任産地と言われている産地としてはうまくいったお盆だった。
価格もまずまずったし。
宝くじ基金からの寄付をもらって盆踊りのやぐらが新しく立派なものになった。
今までのやぐらは昭和54年に村から都会に行った人たちのグループ「舟出会」から寄付してもらったものだった。
年に一回だけしか使わないもので、毎年釘を打ったり筋交を付けたりだましだまし使ってきたのだが、すばらしいものになった。
ほかにも集会所のエアコンや備品など沢山のものをいただいた。
今までずっと外れくじを買い続けてきたかいがあったというものだ(笑)
一時期、盆踊りにあまり人が集まらず、もう止めてしまおうかと言う頃があったが、数年前から青年団が知恵を絞って「お楽しみ抽選会」をやるようになった。
何かが当たるという事はこれほど効果があるものなのか、驚くほどの人が集まるようになった。
特に子供の数がすごい。
やっぱり、くじ様様なのだ。
人が集まればおのずと踊りの輪も大きくなる。
盆踊り 「よいよさ」
歌の意味はほとんどがラブソングだと習った。
新潟の白山様。栃尾の秋葉様。
有名な神社を回って願をかけたと歌われている。
昔の男女の出会いも場は神社の祭りを回ることだったのかもしれない。
村々の祭りを回っては娘を見初め、縁をつないで行ったのかも知れない。
あるいはそのまま意気投合したりして。周りは暗いし。
いぜんとして意味不明な歌詞は、
「盆だでが~んに、ナスの皮の雑炊ぇだよ~」ってところ。
「盆だけど忙しくて料理などしてられない」って意味だろうか?
今も昔も半年で一年分を稼がなくてはならない魚沼の農業事情をあらわしているフレーズなのかもしれない。
昔より踊る時間は短い、みんなお疲れなのだ。
御多分にもれずわが村でも、なかなか嫁をもらわない男となかなか嫁に行かない娘がいる。
しかもその友達まで連れてきて焼肉をしているのだが、あっちとこっちと分かれたまま。
独身は集まればいいのにと余計なおせっかいを言うのだが、まったくその気はないようだ。
昔のように祭りくらいしか出会いのチャンスがない頃のほうが人は貪欲で確立はよかったのかもしれない。ブツブツ、、、