王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

桜井よしこさんと大東亜戦争

2005-09-21 20:32:59 | 靖国関連
18日の日曜日 朝日テレビのサンデープロジェクトを途中から見た 自民党国対委員長の中川氏と桜井よしこさんが郵政民営化の賛否で議論していたようで桜井さんは“悪魔は細部に宿る”とどこかの諺か箴言を引き今の民営化に反対の様であった その後小泉総理の靖国神社参拝に言及し“ハルノートにより日本は大東亜戦争に立ち上がらざるを得なかった”つまりあれは祖国防衛戦争であり“小泉総理は靖国神社へ参拝すべき”との趣旨の発言をされていた 爺はアー驚いた なんとなく優しげなお顔と物言いで俗に言う物分りの良い知的なおば様と思っていたのだが すげー事言うじゃんと “ハルノート”を昭和16年秋の一時点で読めば 1)日本は中国本土(満州も入る)と仏印より(従来からの利権を一切捨て)撤退せよ 2)重慶の蒋介石政権以外を認めるな 3)三国同盟を廃棄せよ との趣旨だから これを飲めば米英に江戸城で城下の誓いをさせられるも同様だ これまでの利権をすてむざむざ引けばこれまでに死んだ幾千あるいは幾万の英霊(戦争で死んだ兵隊さん)に相すまぬ 勝てるかどうかも判らぬがこのままでは軍も国民も納まらぬ そこでやむを得ず米英蘭支に立ち向かったとの見立てであろう だが事ここに至るには昭和の初期から満州事変、日華事変、北支事変と中国大陸へ進出した日本軍隊および日本国の有り様 更に昭和16年春ソ連との日ソ中立条約の締結により南方進出=対米硬化の決定 その行き着いた先がハルノートではないか 桜井さんほどの物書きが知らぬわけでもあるまいに ジリ貧で過ごせば台湾は残り千島列島の半分位は残ったかも 歴史にもしもは無いから世界の一流国たる米英を相手にぼこぼこにやられた 前線はもとより本土はB29と艦砲射撃で焼け野原 原爆2発 停戦後のソ連の継戦 前線と銃後で310万人余の新たな英霊(死者)をだした 昭和天皇は自ら終戦の決断をなされ統治責任を御取りになり政治の場から身を引かれた 輔弼の臣たる(天皇のお名前で国策を決定した者)A級戦犯等は自ら責任を取る事無く彼らの出した召集令状により戦死した軍人軍属と一緒に靖国神社で神と祭られている 刑死した人間が靖国に入ってくる訳がないから誰かが意図的にその様にしたという事 これは外国がどうこう言う前に日本人が怒らねばならない 三族連座で孫まで責任取れとは言わないからせめて靖国から出て親族の御霊屋に鎮まってくれ   
                       
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