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横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

九州豪雨 なお被害が続く 避難勧告・指示 一時40万人

2012-07-15 07:39:32 | 環境
避難勧告・指示24万人、死者22人…九州豪雨(読売新聞) - goo ニュース

昨日14日も九州での豪雨は各地に仁ぢな被害をもたらしています。

十年以上も前になりますが中国の北京にいました。
時に豪雨に襲われると黄河流域や長江(揚子江)の流域では大都市を守るため堤防を意図的に切って奔流を(比較的)人口の少ない地区に流します。その際に見聞きした避難民の数が20万人とか30万人とかでした。 当時は「まじかよー」と思いましたが今それが日本でも「まじかよー」と言いたい程の状態になってきています。
昨日一時期は九州各地で40万人以上に避難勧告・指示がでたそうです。
15日午前0時で24万人になり早朝の報道では11万人ほどに減ってきていますが決して少ない数ではありません。
各地でひと月分の雨量が1-2日の間に振れば大きな川で堤防が整備されていてもとても対応できる水量でない事はTVニュースの映像を見てもよく分かります。
昔なら想定外の水量は堤防を乗り越えて遊水地に誘導する事で堤防の決壊を防いできました。今は堅固な堤防ですがそれを水が乗り越えたり堤防そのものを破壊すると遊水地に当たる様な低地が立派な住宅地に変貌している辺りに流域の被害が際立つようにも見えます。それと土木技術の進歩で山の中に町道や市道を通していますが土砂崩れや橋の崩落などで寸断され孤立集落が出ています。山古志村の地震被害の時に似ています。早く救援の手が届くことを願っています。
避難規模の割に死者が少ない点だけが救いです。 犠牲者のご冥福をお祈りします。          合掌
今年の梅雨はこの被害で終わりにして欲しいものです。


写真:筑後川流域

読売新聞:
梅雨前線の活発化で、九州地方は14日も、断続的に激しい雨に見舞われ、福岡県柳川市の矢部川で堤防が決壊、同県朝倉市の筑後川支流や大分県中津市の山国川が氾濫し、住宅浸水や土砂災害が相次いだ。

 福岡県八女市では土砂崩れで女性(83)が死亡、男性(70)が心肺停止の状態。熊本県内で行方不明だった1人の死亡が確認され、熊本、福岡、大分県で今回の豪雨による死者は22人、行方不明者は8人。気象庁は15日以降、局地的に激しい雨が降る恐れもあるとして土砂災害への警戒を呼びかけている。

 福岡、大分、熊本、佐賀の4県では14日、一時計40万人以上に避難勧告・指示が出たが、15日午前0時現在、約24万人になっている。
(引用終わり)
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