王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

米朝首脳会談 成果なく 決裂 !!

2019-03-01 07:15:31 | 米国(トランプ)関連
米朝会談“物別れ”のワケ 融和ムードが一転
昨日28日午後にはハノイでの米朝首脳会談で(緩いだろうと思いましたが)合意文章の発表があるとばかり思っていました。
素人目には1日目の友好ムード、合意文章(下書き)迄用意できているとのトランプ大統領のリップサービスに驚きました。

浜爺の様な素人が何度も書いていますが、朝鮮に核を放棄させるのにトランプ政権の「ポンペオ国務大臣とキーガン特別補佐官が実務者協議を通じて抱えるほどの実も者による文章をこしらえていた」とはとても見えなかったのです。そして相手方(カウンターパートナー)である北の李外相と金正ヨンホが「しっかりと米国の要求を金正恩に伝えているとは見えなかった」ですよね。
少なくとも北の非核化を目指すなら「持っている核弾頭の国外搬出、複数の核施設の廃棄、同実験場の閉鎖そして核弾頭の運搬手段の制限」程度は申し入れしていなければ交渉にさえなりません。

北は非核化に対し「ミョンビョンの核施設廃棄」の見返りに経済制裁の全面解除を求めたので首脳会談は
決裂との事ですが前日までの友好ムードのシナリオではその辺で手を打とうとしていたとしか考えられません。

ところが米国の下院では1日目夜10時から「トランプ大統領の元顧問弁護士の公聴会」が行われでトランプ大統領の就任前後のスキャンダルがTVで放映されました。

民主党による対トランプ戦の仕掛けと今朝は行っている人が大勢出てきました。

そのせいかどうか? トランプ大統領は「当初下書きした合意案では米国内で政治的高得点を挙げられない!」と判断し「まっとうな非核化への道筋が無い」と言って合意を蹴った様に見えました。

日本に取っては「形ばかりの非核化で経済制裁がウヤムヤになるより本筋に戻って良かったと思います」

「拉致の問題」は日本が北との国交正常化の交渉を進める中で「非核化の米路線に合わせ独自で努力する問題です」その意味では難しい問題ですし「あと20年も無策でいれば該当者が高齢で亡くなる事も含めれば北の対日カードは「消費期限切れ」です。

ここはしっかり日本が北に何ができるのか考える時期になりました。
北だって手持ちの外貨が減ってきて「経済封鎖」がじっくり効いてきています。
2年に限ればトランプ政権が続くか?金正恩体制が維持出来るか?勝負ですね!
日本は安倍政権が変わっても赤字国債を出しまくり100兆円程度の一般予算を組みながら存続には問題なさそうです。
米朝3度目の会談を期待しながら皆で頑張りましょう!!


写真:ハノイでの両首脳

FNN PRIME:
笑顔から一転、事実上の決裂となった2回目の米朝首脳会談。

一体、何があったのか。

日本時間28日午後6時前、予定より2時間ほど早く、ベトナム・ハノイから帰国の途に就いた、アメリカのトランプ大統領。

その1時間半ほど前に行われた記者会見で、米朝首脳会談が合意に至らなかったことを明らかにした。

トランプ大統領は「今は合意をしないほうがよいと考えた。この2日間は、とても生産的だったが、時には、いったん足を止めることが重要だと思う」と述べた。

北朝鮮の非核化が焦点となっていた今回の米朝首脳会談。

28日の1対1の会談では。

金正恩(キムジョンウン)委員長

「素晴らしい結果が出るように力を尽くす」

トランプ大統領

「核実験、ロケット発射などを実施していないことをうれしく思う。スピードは重要ではない」

両首脳ともに、会談の進展に向けて意欲を見せてい 。

さらに、側近らを交えた拡大会合で、北朝鮮の金正恩委員長は、記者からの「非核化の準備はできましたか?」との質問に対し、「その意思がなかったら、ここに来なかっただろう」と述べていた。

しかし事態は急転。

当初予定されていた合意文書の署名式は見送られた。

なぜ、合意にいたらなかったのか。

トランプ大統領は「金委員長は制裁解除を要求したが、われわれが望んでいたエリアの非核化をやるつもりはなかった。溝がある。われわれは制裁が必要だと考えている。金委員長が『非核化したい』と考えているが、われわれが求めているレベルではない」と述べた。

北朝鮮は寧辺(ヨンビョン)の核施設を廃棄する意志は示したものの、制裁の全面解除も要求。

アメリカ側は、寧辺の施設に加え、ウラン濃縮施設を含む、ほかの核施設の廃棄を求めたため、双方が折り合わなかったと説明した。

一方、合意に至らなかった背景に、ロシア疑惑をめぐる、トランプ大統領の元顧問弁護士・コーエン被告の議会証言が影響しているとの見方も。

フジテレビ・風間晋解説委員は「(トランプ大統領にとって)アメリカ中がロシア疑惑、コーエン証言一色になってしまっている状況は、非常にまずい。そこで、とても北朝鮮がのめないような要求をつきつけた。決裂というのは、ショッキングな内容になる。コーエン証言、ロシア疑惑を吹き飛ばすエネルギーを持っている。トランプ大統領は、そういうことを考えたのではないかと」と話した。

「とても友好だった。完全な決裂で別れたわけではない」と語ったトランプ大統領。

次回の米朝首脳会談の開催については、約束していないという。
(引用終わり)
コメント
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