王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

14日 シリア 国連“暫定政権注視” 反政府勢力指導者は結束呼びかけ

2024-12-15 06:29:24 | 米国(バイデン)関連
この記事は「国連が暫定政権の誕生に関心を持っている」と交連を主に報じていますが、肝は「アメリカのブリンケン国務長官が反政府勢力を支援してきた隣国トルコを訪れるなど、各国の動きが活発」という事です。
中には「米欧そしてアラブ勢力も暫定政府と接触」と報じている記事もあります。
国連にせよ米国(バイデン政権)にせよ、これまでは暫定政権を主導するシリア解放機構をテロ組織に指定していました
アサド政権崩壊で、事情が変わったとは言いながら微妙です。
「ロシアは空軍基地からは装備品の搬出、海軍基地は艦船が会場に待機」と暫定政府と「交渉の大事な構成員です」。
タフな交渉が繰り返される気がします。

写真:暫定政権の誕生を喜ぶ民衆

NHK:
アサド政権が崩壊したシリアをめぐり、国連の報道官は「状況は依然としてとても流動的だ」と述べ、暫定政権の行方を注視する必要があるとの認識を示しました。一方、暫定政権を主導する反政府勢力の指導者は国民に結束を呼びかけ、国内外の不安を払拭(ふっしょく)するねらいもありそうです。
シリアでは今月8日、半世紀以上続いた独裁的なアサド政権が崩壊し、反政府勢力を率いた「シリア解放機構」のもとで暫定政権が発足しました。

シリア情勢をめぐっては、アメリカのブリンケン国務長官が反政府勢力を支援してきた隣国トルコを訪れるなど、各国の動きが活発になっていますが、国連でシリア問題を担当するペデルセン特使の報道官は13日の会見で「いくつかの側面で当座の安定に向けた進展はあったが、状況は依然としてとても流動的だ」と述べ、暫定政権の行方を注視する必要があるとの認識を示しました。

一方で、暫定政権を主導するシリア解放機構のジャウラニ指導者は13日、SNSに投稿されたビデオ声明で「革命の勝利を祝福するため外に出よう。そして、この国の建設に取りかかろう」と述べ、国民に結束を呼びかけました。

シリア解放機構は国連などからテロ組織に指定されていますが、今回のビデオ声明でジャウラニ指導者は、軍服のような服装ではなく白いシャツを着ていて、従来のイメージや国内外の不安を払拭するねらいもありそうです。
アサド政権の崩壊後 初めての休日 首都では多くの人が集まり喜ぶ 
半世紀以上続いたアサド政権が崩壊したシリアでは、13日は政権が崩壊してから初めての休日で、イスラム教の金曜礼拝が各地で行われました。

このうち首都ダマスカスでは、旧市街の中にあるモスクの付近や中心部の広場に多くの人が集まり、喜びをあらわにしていました。

反政府勢力が支配してきた北西部のイドリブからダマスカスに来たという男性は、広場でインタビューに応じ「今ここにいられることがとても幸せです。全員が一つになり、国を一から再建しようと、すべてのシリア人に呼びかけたいです」と話していました。

また、北部のアレッポの中心部でも多くの人が集まり、踊るなどして喜ぶ様子が見られました。 
(引用終わり)
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14日 尹大統領の弾劾訴追案が可決、職務停止に 弾劾審判で罷免を判断へ

2024-12-15 06:25:34 | 海外
7日夜にはここをクリック⇒「1回目の尹大統領 弾劾訴追案は否決」されましたが14日「弾劾訴追案」は可決と報じられました。
【「非常戒厳」を出した韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領に対する弾劾(だんがい)訴追案が14日、韓国国会で可決された。大統領としての職務は停止され、今後は罷免(ひめん)の可否を判断する憲法裁判所の弾劾審判に移る。大統領の権限は韓悳洙(ハンドクス)首相が代行するが、内政や外交への影響は必至だ】とマスコミ各紙が報じました。
これから「憲法裁は180日以内に尹氏を罷免するかを判断する」決まりでこの間、政治的な不安てうが続くと思われます。
興味深いのは『尹大統領の”戒厳令発令”が準備不足で失敗したにも関わらず、平然として「統治行為」で問題ないとの考えを示している事です。
この態度は日本人と違い”ケンチャナヨ精神”にしっかり裏打ちされていると思えました』
国民も同様のケンチャナヨ精神状態のはずですから、しっかり「裁判上の争い」を日本人のテンション精神との違いを比べてみる必要が有りそうです。

写真:ソウルの大統領府で2024年12月12日、国民向けの談話を発表する尹錫悦大統領。大統領府提供=ロイター© 朝日新聞社 

朝日新聞デジタル:
  「非常戒厳」を出した韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領に対する弾劾(だんがい)訴追案が14日、韓国国会で可決された。大統領としての職務は停止され、今後は罷免(ひめん)の可否を判断する憲法裁判所の弾劾審判に移る。大統領の権限は韓悳洙(ハンドクス)首相が代行するが、内政や外交への影響は必至だ。
 採決には在籍議員300人全員が臨み、賛成が204、反対85、棄権3、無効8となり、可決ラインの200を超えた。野党や無所属は計192人で、与党から少なくとも12人の賛成者が出たことになる。
 韓国の大統領の弾劾訴追は盧武鉉(ノムヒョン)、朴槿恵(パククネ)両氏に続く3例目で、朴氏は憲法裁の判断で罷免された。
 可決後、尹氏は国民向けの談話を出し、「私は決してあきらめない」と述べた。尹氏は12日の談話で非常戒厳は「統治行為」で問題ないとの考えを示しており、憲法裁で争う意向とみられる。
 一方、権限を代行する韓首相は14日夜、臨時の閣議を開催。国民向けの談話も出し、「日常が揺らがないよう、安定した国政運営に万全を期す」とした。
 与党・国民の力の代表として弾劾訴追案に賛成するよう呼びかけていた韓東勲(ハンドンフン)代表は「職務停止が必要な状況だった。国と国民だけを考えた」と述べ、弾劾を推進した最大野党・共に民主党の李在明(イジェミョン)代表は「国民が国の主人であることを証明した」と可決を歓迎した。
 今後、韓首相が政府のかじ取りをすることになるが、尹氏を罷免するかどうかの憲法裁の判断が出るまでの暫定的な体制であり、国会で多数を占める野党の攻勢も強まるとみられることから、国政の停滞および混乱が予想される。
 また、尹氏に対しては内乱容疑での捜査も進んでいる。野党6党が提出した弾劾訴追案は、尹氏を「憲法が付与した戒厳宣布権を乱用し、内乱罪を犯した」と指摘していた。韓国メディアは捜査当局が尹氏を「首謀者」とみていると報じており、捜査の行方も焦点となる。
 憲法裁は180日以内に尹氏を罷免するかを判断する。罷免が相当と判断されれば尹氏は失職し、60日以内に大統領選が行われる。(ソウル=貝瀬秋彦)
(引用終わり)
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