【裁判官3人全員一致の意見。無罪が確定するのは、原発担当役員だった武黒一郎(78)、武藤栄(74)の元副社長2人で、ともに強制起訴された勝俣恒久・元会長は昨年10月に死去したため、裁判を打ち切る「公訴棄却」となっていた。
勝俣元会長を含む3人は津波襲来を予測できたのに対策を怠って事故を招き、「双葉病院」(福島県大熊町)から避難した入院患者ら44人を死亡させたなどとして16年に強制起訴された。19年9月の1審・東京地裁、23年1月の2審・東京高裁の判決は、いずれも3人を無罪としていた】と読売が報じました。
【ともに強制起訴された勝俣恒久・元会長は昨年10月に死去したため、裁判を打ち切る「公訴棄却」となっていた。 その他原発担当役員だった武黒一郎(78)、武藤栄(74)の元副社長2人が無罪確定】と有ります。
年金受給者の浜爺としては、『「津波襲来の可能性を現実的に認識させる情報ではない」とした2審判決が合理性を欠くとは言えないと結論付けた」最高裁の判断はお粗末だと思いました。この判断に基づいて、上記3人が無罪とは、「原発事故は何で起きたのか? 」もう1度考え直さないといけません。
「原発発電を推進しようとする現政権の政策に沿った判断だなー」としか思えません。残念です。
写真:最高裁© 読売新聞
読売新聞オンライン:
裁判官3人全員一致の意見。無罪が確定するのは、原発担当役員だった武黒一郎(78)、武藤栄(74)の元副社長2人で、ともに強制起訴された勝俣恒久・元会長は昨年10月に死去したため、裁判を打ち切る「公訴棄却」となっていた。
勝俣元会長を含む3人は津波襲来を予測できたのに対策を怠って事故を招き、「双葉病院」(福島県大熊町)から避難した入院患者ら44人を死亡させたなどとして16年に強制起訴された。19年9月の1審・東京地裁、23年1月の2審・東京高裁の判決は、いずれも3人を無罪としていた。
公判では、主に旧経営陣が巨大津波を予測できたかが争われ、国が02年に福島沖などで巨大地震が起きる可能性を公表した「長期評価」と、これを基に「最大15・7メートルの津波が同原発に来る」とした東電子会社の08年の試算の信頼性が焦点となった。
同小法廷は、長期評価には一般に受け入れられるような裏付けが示されておらず、国の機関による信頼度の評価も低かったなどとし、「津波襲来の可能性を現実的に認識させる情報ではない」とした2審判決が合理性を欠くとは言えないと結論付けた。
(引用終わり)