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2012 7月の特別拝観


写真は、木島櫻谷旧宅

7月の特別拝観は、「京の夏の旅」がメインです。

「京の夏の旅」が3か月間続く小康状態が9月末まで続き、その後は収集がつかないぐらいの秋の特別拝観ラッシュになります。

分類の解説

頻度の分類
A:普段から拝観しており、寺宝の特別公開
B:1年で3回以上、特別拝観があるところ
C:1年に2回は定期的な特別拝観があるところ(主に春と秋)
D:1年に1回は定期的な特別拝観があるところ
E:数年単位でしか特別拝観がないところ

拝観エリアの分類
1:通常拝観と同じ
2:通常拝観では入れない一角が公開される
3:普段は全く拝観謝絶

上記2つを組み合わせて分類します。
よって
A-1は寺宝公開のみで、E-3は普段は非公開で定期的な拝観もないところです。

洛中
京都御所 10月参観の申し込み 7/1~
仙洞御所 10月参観の申し込み 7/1~
B-3 杉本家住宅 祇園祭屏風飾り展 7/14~7/16
D-3 長江家住宅 祇園祭屏風飾り 7/14~7/16
D-3 長江家住宅 7/20(金)~9/30(日) 9/30(日)午後は見学休止。
紫織庵 祇園祭と屏風飾り7/1~7/31
C-3 山紫水明処の庭(要予約)3月中旬~7月末
A-1 二条城 将軍の背景 壮麗な床の間 ~大床どこどこ揃い踏み~ 7/11~9/2
C-3 角屋もてなしの文化美術館 3/15~7/18

祇園祭 宵々々山 7/14(土曜日)
      宵々山  7/15(日曜日)
      宵山   7/16(月曜日)祝日
      山鉾巡行 7/17(火曜日)平日

洛東
B-2 吉田神社 大元宮 7/1 
B-3 建仁寺 両足院 半夏生の庭 6/9~7/8
C-3 清水寺 成就院 7/7~9/2
C-3 東福寺 天得院 (桔梗)6/15~7/17
真如堂 寺宝虫払会 7/25

洛北
A-1 三千院 あじさい祭 6/10~7/9
A-1 岩倉実相院 星図屏風 7/1~7/31
修学院離宮 10月の参観の申し込み開始 7/1~
E-3 上賀茂社家 梅辻家住宅 7/7~9/30
D-3 西村家別邸 3/15~12/8
D-2 新宮神社 2/4~7/22
C-2 下鴨神社 本殿・大炊殿 7/7~9/30
E-3 ガイドとめぐる世界遺産下鴨神社 みたらし祭と旧社家庭園特別見学(鴨脚家庭園を含む) 7/27~7/28 要予約
E-3 大徳寺 孤篷庵 忘筌席 7/11、7/22、7/28 要予約 50+会員限定

洛西
E-3 櫻谷(おうこく)文庫 木島(このしま)櫻谷旧宅 7/7~9/30の金・土・日・祝の公開
B-3 妙心寺 東林院 沙羅の花を愛でる会 6/15~7/1 1580円
B-2、3 妙心寺 退蔵院・壽聖院 襖絵制作アトリエ見学ツアー 参観:7/21 15:00から 1人3000円、先着25名。予約:6/21 11:00~
法金剛院 観蓮会 7/14~8/5(7:00開門)
C-2 大覚寺門跡 霊宝館 7/7~9/30
桂離宮 10月の参観の申し込み開始 7/1~

洛南
E-3 伏見稲荷大社 荷田春満旧宅・お茶屋 7/7~9/30
三室戸寺 あじさい園 6/1~7/8
三室戸寺 ハス酒を楽しむ会 7/6

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アサヒビール大山崎山荘美術館2 庭園(山崎散策11)


写真は、庭園

本館を出て左手の“橡(とち)の木茶屋”の横に庭園への入口があります。
ここは無料です。

最初は大きな池を中心にした庭園で、手前には花壇がありヨーロピアンガーデンを思わせるような造りですが、池の反対は苔がびっしり生え、石組もある和庭園のようになっています。
聞いただけでは不釣り合いそうですが、実際には違和感なく融合しています。

さらに池にそそぐ川沿いに進むと、広い芝生に出ます。
この芝生の周囲が今度は剪定された松になっていて、ここでも和洋の融合になっています。
ここから先ほどの2階のバルコニーが見えて、庭園と本館のビューがきれいです。

広々しており庭園もきれい、しかも庭園は無料ですので結構おすすめです。

大山崎のモダンライフ探訪ツアー
2014年の1月~3月に計7回 1回15名で、”大山崎のモダンライフ探訪ツアー”があり、ここで非公開のお茶室が公開されました。
まずは玄関の右手にある橡の木茶屋です。
立礼式の茶室で、入って奥2面が大きな窓でなど沿いが椅子です。
床には松の木の切株面が点々と並んでおり、屋根は船底天井。
右手の床の間の床柱は、1階から生えている木が床を貫通してそのまま使用しているのが特徴的でした。

玄関の左手にある通常は立ち入り禁止の小道を進んで行きます。
左手には宝積寺の三重塔が間近です。
この奥にお茶室の彩月庵があり、旧食堂の庭園を挟んで反対側になります。
立礼式の茶室で、正面は反対側。
正面側には船底天井の水屋があります。
奥に回って茶室内へ。
左手の窓に沿って縦に2畳の点前座があります。
点前座の正面に1畳ほどの床の間があり、点前座以外は土間のようになっており机が中央に置かれています。
柱には手斧の後がすべてに付けられています。

またこのさらに奥には“栖霞楼(せいかろう)”という塔があります。
内部は入れません。
山荘の建設中、ここから加賀正太郎が全体を見ていたそうです。




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