京都観光のガイドブログです。定番の楽しみ方から特別拝観、さらには年に1度の御開帳まで。
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Amadeusの「京都のおすすめ」 ブログ版(観光)
2012 6月のアンケートの総括
写真は、建勲神社の茅の輪
今月も70名を超える方々にご協力を頂きありがとうございました。
今月のお題、
「あなたの“京都観光マニア度”は、どれぐらいですか?」
を振り返ります。
結果
第1位: 上級:特別拝観を狙ってまわっている___________30件(40.0%)
第2位: 初級:メジャー処を順に拝観中______________15件(20.0%)
第2位: 中級:メジャー処は大体見た_______________15件(20.0%)
第4位: 超上級:予約拝観に手を染め出した_____________7件(9.3%)
第5位: マニア級:予約特別拝観の当選が快感だ___________5件(6.7%)
第6位: 中毒級:飽き足らず会員限定プランに参加している______3件(4.0%)
考察
予想通り、上級が最多でした。
むしろそれを調べてここに辿り着かれた方も多いでしょう。
個人的には超上級が思いの外、少なかった印象です。
これは予約拝観のご経験があっても、中級や上級を満たしていないと謙遜され、レベルダウンして投票された方々がおられたのではないでしょうか。
マニア級はチラホラ。
中毒級の”重症患者”は実質僕1人でした(笑)
今回の分類の順のようにキッチリ進化?していくわけではないのは分かっています。
しかしこのように分類したのにも理由がありました。
それは「僕自身の進化の過程」がこのようだったのです(笑)。
まあ初級は京都に数回来られたぐらいに相当し、本当に興味の持ち始めです。
当時僕は、特別拝観の価値すら認識していませんでした。
いくつかまわり始めると少しずつ知識もついてきて、楽しさが等”差”級数的に増してくる頃です。
これぐらいが中級でしょう。
拝観がたび重なって目的意識を持つようになると、特別拝観を”狙い”だすようになります。
それぐらいが今回の上級です。
この上級の選択肢のポイントは、”狙って”です。
特別拝観を”狙って”来るには、”いつ、どこで、何が公開されるか”の情報が必要ですので、「探す手間がかかる」のです。
この過程で当ブログに辿り着いた方は多いでしょう(笑)。
ここまで来ると楽しさが等”比”級数的に増してきますね。
このレベルなら、”自称京都通”は十分いけるのではないかと思います。
さらに調べると、事前に予約が必要なところがあることに気付く訳です。
上級より先にこちらに進展した方もおられるでしょう。
しかしトータルで考えると、こちらの方が特別拝観を狙うより上級な気がします。
これは直前の思い付きでは無理ですからね。
特別拝観以上に手間と、比較的長期の戦略が必要です。
ここまでくれば超上級で、”自他ともに京都通”といっても差し支えないのではないかと僕は思います。
恐らくここまでの情報を、当ブログの8割ぐらいの方が利用されているのでしょう。
逆にいうと、ここまでの進化は普通に”あり得ます”。
しかし残りの2割の方のご要望にお答えすべく、さらなる深みに僕は嵌っていく訳です(笑)。
個人的にはココから先は、ちょっと普通ではないと思います(笑)。
予約拝観や特別拝観に散々行くと、あそこは入れないのかな?なんて思う場所が出てきます。
これを調べて掘り下げると、予約特別拝観に辿り着くわけです(笑)。
不定期の予約拝観の存在に気づきます。
南禅寺別荘群なんかは、ほとんどすべてこれですね。
これらは「探す手間がかかる」はもちろんのこと、もう1つ「かかる」ものがあります。
それは「実際に行くヒマがかかる」のです。
つまりこういうところは、日程が非常に短い、場合によっては”平日参観の1日のみ”だったりします。
参観するには仕事の都合をつけたりする必要があり、一層困難になります。
さらに申し込んでも抽選で高倍率です(大抵40倍前後)。
しかしその分当選した際は・・・快感!・・・です(笑)。
実際に参観する際も、得も言われぬ特別感があります。
このあたりは京都通の間でも普通には通じない話ですので、ここまでくればマニアでしょう。
そして予約特別拝観に度々行くと、さらなる段階に入ってきます。
それは予約特別拝観の抽選がもどかしかったり、予約特別拝観を待っていても入れないところがあることに気付き、いろんな会に入会してしまうんです。
そして会員限定拝観に手を出すのです(笑)。
完全に京都中毒です。
これらは「探す手間がかかる」、「実際に行くヒマがかかる」のに加えて、
正直「お金がかかる」のです(笑)。
僕の入会している8つの会の年会費の合計は、50,000円を越えています。
遠方から拝観に来れられる方々の旅費に比べれば知れていますが、妻にバレたら僕が仏さまになりそうです(笑)。
しかしお金を払っても入れないところに行けるので、個人的にはpricelessだと思っていますが、客観的には病気ですね(笑)。
もはや僕がしていることは、
手間をかけて、
ヒマをかけて、
お金をかけて、
最大どこまで京都の拝観が出来るかのトライアルです(笑)。
今後ともこのアホな試みを暖かい目で見てやってください(笑)。
アンケートにご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
来月のアンケートもよろしくお願いします。
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浄瑠璃寺(山城散策10)
写真は、此岸から見た彼岸の九体阿弥陀堂
アクセス
岩船寺を出て府道47号線を戻り、府道752号線へ左折します(簡易地図)。
直進して10分も行けば、左手に浄瑠璃寺(じょうるりじ)が現れます。
電車・バス
京都駅からJR奈良線で木津駅へ。木津駅でJR関西本線に乗り換え、加茂駅で下車。
もしくはJRか近鉄の奈良駅から奈良交通のバスで、浄瑠璃寺前下車です。
しかしいずれも1時間に1本です。
拝観
山門までの一直線の参道を歩きます。
山門をくぐると、中心の阿字池を挟んで、左手に朱塗りの三重塔、右手に九体阿弥陀堂が向かい合っています。
三重塔側が此岸(しがん)、九体阿弥陀堂側が彼岸(ひがん)と見立てています。
また九体阿弥陀堂に向かう手前に灌頂堂がありますが、通常は非公開です。
まずは左手の三重塔(国宝)のある此岸からお参りします。
三重の塔内部には重文の薬師如来像がお祀りされていますが、通常は閉まっています。
阿字池を時計回りにまわり、九体阿弥陀堂(国宝)に来ます。
九体阿弥陀堂の右手奥に受け付けがあり、拝観料300円を納め伽藍内に入ります。
お堂は九体阿弥陀如来像をお祀りするために建てられています。
お堂の裏手を回り、左手から入ります。
堂内の中央に九体阿弥陀如来像、その右手に地蔵菩薩像、左手に吉祥天像のお厨子があります。
お堂の左端には国宝の持国天像と増長天像が、右端には重文の不動明王像に脇侍の矜羯羅(こんがら)童子像と制多迦(せいたか)童子がお祀りされています。
庭園は浄土式庭園で、秋の紅葉は格別のようです。
また特別公開もあります。
三重塔の中にある薬師如来像は、1/1~1/3、毎月8日、春分、秋分の日(堂内が暗くて見えにくいです)、
吉祥天女像は1/1~1/15、3/21~5/20、10/1~11/30、
大日如来は1/8~1/10
に公開されます。
1/8ならすべてが同時に御開帳されています。
大日如来像ご開帳
1/8~1/10だけご開帳されます。
灌頂堂の左手から入ります。
堂内の正面で受付し、拝観料300円を納めます。
左手には開山の義明上人像が、右手廊下の突き当りには役行者像がお祀りされています。
右手へ進み廊下から、受付隣りの部屋へ。
この部屋の正面奥に大日如来像がお祀りされています。
左手には叡尊上人像が、お部屋の右手には弁手池から引き上られたと云われる弁財天像がお厨子にお祀りされています。
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