皿尾城の空の下

久伊豆大雷神社。勧請八百年を超える忍領乾の守護神。現在の宮司で二十三代目。郷土史や日常生活を綴っています。

虚空蔵山古墳にて

2017-04-22 22:50:57 | 神社と歴史
自宅から羽生の勤務先まで、毎日国道125号バイパスを通ります。秩父線と武蔵水路を越える陸橋の複線化工事が終わり、小見の交差点での渋滞が緩和されて暫く経ちます。
道が流れるとかえって寄り道したくなるのはなぜでしょう。ここ暫く交差点を左折して、荒木の村中を抜け新郷を通って会社に向かっています。
平成20年の調査で、元は全長60メートルを越える前方後円墳だったことが判明していますが、現在は小高い小さな山の形が残るのみです。女性の埴輪が出土しており、山頂部には虚空蔵菩薩像が祀られています。お堂を詣でる階段もあり、案内板も立っていますので、道すがら気づくことが出来ました。六世紀後半のものとされ、みちを挟んだ、国指定史跡である小見真観寺古墳よりも前のものなのでしょうか。八重桜が一本美しく花開いているのが印象的でした。
コメント
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