皿尾城の空の下

久伊豆大雷神社。勧請八百年を超える忍領乾の守護神。現在の宮司で二十三代目。郷土史や日常生活を綴っています。

令和四年末 ~餅つき~

2022-12-22 20:42:19 | 風の習わし時を超え

今日は新年に向けての餅つきでした。多くのご家庭では25日過ぎから28日に行われると思いますが、私自身神職と流通小売業の兼業であることから、これより先激務が続きますので少し早く新年の準備をしております。
餅つきそのものは古くからの伝統行事(しきたり)でありその意味合いは歳神様にお供えする鏡餅を作るためだとされます。餅つきそのものが神聖な神事の一つと考えられてきたそうです。昔の銅鏡の様な丸い形をしていることから鏡餅と呼ばれました。鏡は魂を表す神器であり、歳神様にお供えした鏡餅を食べることにより新たな使命力を授けられると信じられてきました。鏡餅の大小二つの餅は月(陰)と太陽(陽)を表していてこれを重ね合わせることで福徳が重なり縁起がよいといいます。
鏡餅は28日までに飾り正月11日の鏡開きを迎えて下げ汁粉や雑煮にして食します。
今日は冬至です。日脚が最も短い日ですが陰が極まって陽に転ずる日であることから「一陽来復」ともいわれ、春と幸運へと向かう転機としてとらえられます。
今年も残すところあとわずかですが一日一日大事に過ごしたいと思います。

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