皿尾城の空の下

久伊豆大雷神社。勧請八百年を超える忍領乾の守護神。現在の宮司で二十三代目。郷土史や日常生活を綴っています。

I Remember

2020-05-19 22:32:18 | 心は言葉に包まれて

誰からも愛される人がいつも羨ましくて

何のためにここに生まれてきたんだと問いかけた日々

消えない傷は 胸の中で 幾度となく目覚めては あふれだす

ふり払うために 私はこうして歌うの 朽ちるまで

I Remember 悲しみの雨に打たれた夜は

届かぬこの魂の歌 泣きながら叫んだ

 自分の生き行く先を「死ぬまで」や「人生の終わり」と表現するより「朽ちるまで」といったところがとても印象的だった。歌い続けることは希望ではあるが、その先に自らが朽ちるとき、歌い続けることが叶わなくなる時、それが彼女の言う「朽ちるまで」なのだろうか

目の前の愛をつかみ取れなくてから廻る日々

いつからか自分を信じる心を持てなくなった

一人ぼっちの臆病者は 苛立つ歯痒い自分を愛せなくて

言葉にならないもどかしい心が 走り出したあの頃

I Remember 悲しみの雨が教えてくれた

絶望を希望の光に変えたメッセージだった

I Remember 悲しみの雨に打たれた夜は

この魂の歌 泣きながら叫んだ

あれは 燻る私を 変えた1ページだった

 雨の歌が好きだ。風薫る五月というが、意外と雨も多い。たまには雨に打たれるのもいい。身に染みなければわからないこと、思い出せないこともあるだろう。燻り続けている自分変えたのは悲しみの雨なのか、魂の歌なのか。

明けない夜はない。止まない雨はないという。夜明け前が最も暗く、雨によって地は固まるものだ。

雨に打たれ悲しみの歌を叫び、燻る自分を変えて行く。

メッセージは常に自分の心の中にある。


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