てなワケで、2年半愛用したスマホ「AQUOS phone SHL23」のバッテリーがご臨終になったのでこのほどmineoと契約して初めてのスマホ・富士通Arrows M-03を買った。
コレに決めた理由は、コレがiPhoneの対極にある商品の中ではある種究極だからである。
このブログの読者の中にはiPhoneユーザーも多くいらっしゃると思うが、私のライフスタイルにiPhoneは合わないのである。
iPhoneは、私に言わせればステイタスで持つスマホだ。長年のAndroidユーザーである私にとっては、バッテりーも持たずワンセグもおサイフケータイも使えず、SDカードの抜き差しも出来ずランチャーアプリを使ったデスクトップのカスタマイズも出来ないiPhoneは、さしずめ左ハンドルでウインカーとワイパーも逆でリアも狭い外車のような存在だ。
それでもiPhoneにこだわるユーザーの多くは、「それがiPhoneだから持っている」のだと思う。
ようやくiPhone7が出て人気になっているようだが、それってようやく右ハンドル車が発売されたような印象に過ぎない。
私には右ハンドルで、右が指示器で左がワイパー、燃費もよくリアも広く、それでいて車幅1700で収まる国産車が合っているのだ。
そんな私の暮らしにぴったりなSIMフリースマホ、それがコイツだ。
何よりも従来のキャリア(私は19年auを使っていた)を離れMVNOにした事で、キャリアに関係なく端末を選べるようになった事の素晴らしさと言ったらない。
あのまるで使えない音楽アプリ「LISMO」をはじめ、ゴミ以下の「au Wi-Fi接続ツール」、さらにただ暴走してはバッテリーを食うだけの「SLMセキュリティ」などが全くインストールされていないだけでも、これほど気持ちいいものかと思う。
最新のモデルなので、いわゆるサクニュル感は何の文句の付けようもない。
バッテリーも初期段階なので単純比較は出来ないが、ものすごく持つ。正午にフル充電にして結構使ったが、10時間近く経過してまだ80%以上ある。
ワンセグの感度の良さに至っては、もう感涙モノだ。
私はTVっ子であり、毎朝NHK-BSプレミアムで7:30から朝ドラを観て感動した日は8:00からの総合で復習する(笑)。木曜の帰りは「ケンミンショー」を観ながら帰るし、土日の昼過ぎには出先で競馬を観る。たまの日曜出勤の朝は、「サンデーモーニング」で「喝!」を観る。
ところが今までは、通勤のJR車内ではまずまともに受信出来なかった。仕方ないと諦めていたのだが、コイツはものの見事にクリアに受信出来るではないか。もうコレで
「ワンセグが観られる街に、引っ越してやる!」
と、ヤケを起こさずに済む(笑)。
…今まで何の問題意識も持たず、当たり前のように従来のキャリアに毎月1万円近く払っていた人は、毎月千円ちょっとで済むMVNOを是非検討していただきたい。
そして「究極のAndroid」として、こんな端末もあるのだという事で候補に加えてもらえればと思う次第である…