
JR西日本は6月限定で、近畿を走る一部の在来線特急の特急を300円で売り出す。対象区間であれば一律料金で、最大で2000円を超える値引きとなる区間もあるそうな。
私が30年言い続けてきた事が、今回のコロナによってようやく聞き入れられた(笑)。
朝夕の通勤ラッシュで、混んでいる新快速に並んでいると横を走るガラガラの「サンダーバード」や「はるか」が、とにかく恨めしい。
かと言って特急券をまともに買うと、昼からメシ1食抜かねばならないほどのコストがかかる(どんな安いメシやねん笑)。
間合使用の「びわこライナー」などもあるにはあるが、本数が少なすぎる。
しかしこのコロナ禍で、国策として「3密」を避けねばならず、国交省としても全国の鉄道会社に混雑緩和策を講じるよう指示したのではないか、と察する。
公共の交通機関の中で、料金体系だけで言えば鉄道は最も時代の波に乗り遅れた。
特にLCCと夜行バスのおかげで、全国の旅情あふれる夜行列車が駆逐されてしまった。
しかしコロナを機に、ようやくJR西日本も重い腰を上げて特急の空席有効利用を始める事になったのは、まことに喜ばしい限りだ。
大阪→京都の通常600円以上する特急券が定期券プラス300円で乗れるとすれば、差額で新ジャンルの缶ビールを2本買ってリクライニングシートで飲めるではないか(飲むんかいっ!笑)…