
TBS系日曜ドラマで人気のあった「99.9」の劇場版が暮れに公開され、とある事情があって私も観に行ってきた。
端的に言えば「TRICK」でおなじみ木村ひさし監督が随所に散りばめた小ネタの数々が最高に私のツボで、120分がアッという間の極上のエンターテイメントだった。
私ごときが言うまでもないが、松潤こと嵐の松本潤はオトボケの効いた素晴らしい役者である事を再確認した。
ネタパレになるのであまり言わないが、ストーリーの重要なキーマンにはベンガル、高橋克実を起用した、コメディタッチでありながら重厚な布陣も見ものだ。
また、コメディタッチでありつつも
「事実は、決して人を幸せにするとは限らない。しかしウソで人は幸せになれない」
の狭間で弁護士は生きているのだ、と最後には深く考えさせられた作品だった…