花の四日市スワマエ商店街

四日市の水谷仏具店です 譚

彼岸花 感想 その2

2011年10月11日 | 諏訪商店街振興組合のこと
垂坂町のMさん 今回も感想をいただき ありがとうございました
「佐分利信、笠智衆等のベテランと山本富士子、久我美子、佐田啓二の錚々たる俳優がおりなすホームドラマの展開に、笑いと共感であっという間の2時間でした。
平成の今日では見られなくなってしまった父親の矛盾した頑固な理論に同感する自分が居ました。一種、あの頑固さが懐かしく、貴重なものに思えて・・・・数年前、長女が嫁ぐとき一部に多様な感情を持ったことが思い出されました。
その娘も、三人の子の母として忙しい日々を過ごしています」

時代は変わり、父権を振り回して娘の結婚に反対することは、ほとんど影を潜めてしまいました。男女平等が定着したからでしょうか。しかし、“苦労”は必ずついてまわるもの。それを熟知している父親は、愛する娘には少しでも軽減させたいという親心からで、根底は家族愛だと思います。
     
毎回出席の楠からおみえのO様の感想です
前略
過日は第3回「彼岸花」を観賞させていただきました。誠に有難うございました。
第1回から連続して鑑賞させていただいておりますが、観客も徐々に増えて今回は超満員でした。昔の良き時代を彷彿させてくれる小津安二郎ワールドにしみじみこころ温まるものがあります。
その時代を知る、今の中高年にはたまらない魅力を感じます。
時の流れを切実に感じながらも、身近に過ぎし日を思い出させてくれる名画に元気をもらっております。
資料作成、解説等々事務局の皆々様には感謝の気持ちで一杯です。
今後も楽しみにしておりますので何卒宜しくお願い致します。

前回は最多のご参加をいただきました。本当にありがとうございました。
次回「秋日和」以降は、モノクロの古い作品となりますが、ますます小津ワールドに深く入っていくことになります。是非お楽しみを。
      
小古曽から今回も参加いただいたM様ありがとうございました。
懐かしい気分です。実に良い内容で、私は観るのが5回目ですが、なんど観ても暖かい気分です。次回も宜しくお願いします。

DVDの普及で、いつでもなんどでも観ることが出来ますが、こうして皆さんと集まり共に笑いながら鑑賞する小津映画は格別です。不思議な魅力を持つ小津作品です。

彼岸花 感想 その1

2011年10月10日 | 諏訪商店街振興組合のこと
     
Fさんからの感想です、3回連続で感想文をお持ちいただきました。お手数をおかけいたしました。
「今回も楽しく鑑賞させていただき、ありがとうございました。2時間という時間があっという間に過ぎました。
上映に先立って手渡された資料のおかげで、作品をより深く味わうことができました。いつもながらのお心遣い、感謝しております。
この作品のカメラワークで印象的だったのは同窓会の会場となった浦郡にある橋のたもとのアップです。常夜灯?を手前に大きく写してからずーっと細長く続く橋を撮っていて、まるで「葛飾北斎」を見るようでした。
また、女優陣の身のこなしの軽やかさとセリフのテンポの良さ、笠智衆の詩吟朗読等 見事でした。
プロとはいえ、皆さん大変努力をなさったことでしょう。感服!
今から半世紀以上も昔、電話や電報などの通信手段が、現代と比べ様もなくマニュアルなのが、かえって新鮮で、より人のつながりが深かったように思えました。
これまでの作品のいずれにも、流行の商品が紹介されていますね
“秋刀魚の味”サントリーオールド
“お早よう”松下電器のテレビ
“彼岸花”アサヒビール・バヤリスオレンジ
これからの作品でも 何が出てくるか楽しみです」

浦郡同窓会での笠智衆の詩吟は、スタッフとの宴会の席で披露したのを小津監督が映画の中でやってくれと頼んだそうです。“長屋紳士録”では覗きからくりの口上を披露しています。見ものです。
サントリーのウイスキーは、小津監督にちょくちょく送られていたので、お礼として思い切りラベルを写そうということになったそうです。テレビもタダだったかもしれません。
     
Gさん、今回も参加いただき ありがとうございました
「中学、高校時代に日活全盛のときを楽しんできた私です。
本当に映画好きの私は、いまだ“興奮さめやらず”でございます。
美しい画面は情景たっぷりで、非常に心清らかにしていただいた時を過ごさせていただきました。ありがとうございました。
上映前に説明していただいた監督の、赤色や縞柄等にこだわった点や、昭和の家庭のたたずまいの中で、美しい着物の裾を赤くするところなど、心憎いばかりの演出だとうれしく拝見させていただいた次第です。
こんな映画ならお金を出したって良いと思います」

ありがとうございました。2003年の小津生誕100年を記念して、DVDが新しく編集されました。おかげで私たちは画像の乱れや雑音を気にすることなく鑑賞できるようになりました。
山本富士子さんの着物姿ですが、江戸の粋として、着物の表地は地味でも裏地を派手にすることが一般だったようです。東京という土地にこだわった小津監督らしい演出です。
     
大宮町からお越しいただいたI様の感想です。
有馬稲子さんについて
三重テレビの、佐藤しのぶ「出逢いのハーモニー」で有馬さんの元気なお顔を拝見しました。(平成23年1月録画)
彼女は余生を充実した老人ホームで過ごされており(500人くらいの)源氏物語の朗読とホームの花園リーダーとして頑張っておられるとのことです。

先日拝見した朝の連続ドラマでは、次回「秋日和」に出演の司葉子さんが出演してみえました。随分お歳をとられて月日の流れをつくづく感じさせられます。しかしながら、有馬稲子さん、司葉子さん、岩下志麻さん、原節子さんと美しい女優さんを見るだけでも楽しみです。

若狭 小浜視察旅行

2011年10月05日 | 諏訪商店街振興組合のこと
10月4日 秋の好天に恵まれた1日、恒例の四日市諏訪商店街振興組合視察旅行が行われ、バス2台が連なって若狭 小浜へ出かけました。
午前8時 四日市を出たバスは、藤原町を経由して関が原インターから名神にのり北陸道から敦賀へ。小牧蒲鉾工場にて早速お買い物。
     
     
     
     
お水送りで有名な神宮寺では長いおはなしを本堂で拝聴。
     
     
     
昼食の後、箸づくり体験。日本海さかな館ではおみやげを押し付けられ、こんぶ館では最後のお買い物をして午後7時、四日市に帰ってまいりました。
あわただしい1日でしたが、事故もなく、おみやげいっぱいで楽しく帰ってまいりました。お世話になった三重タイムス様、ありがとうございました

四日市祭開催

2011年10月02日 | おいらの商店街
     
今日は四日市祭。8時45分に山車倉を出た四日市商店連合会の甕破り山車は、中町から本町、諏訪新道で昼食を取り西町の練り受け所から諏訪神社に練りこみました。秋にふさわしい四日市祭でゴザイマシタ。
諏訪公園にて、富田の浜ちゃんから面白いおはなしを聞きました。
江戸の頃、桑名藩は、現在の阿倉川にある志氐神社(しでじんじゃ)あたりまでが領内だったそうです。四日市宿は三滝川を越えて宿場に入りました。城下町とは異なり流通から形成された土地だったのです。
     
     
本町では、休憩時間に魚太さんに三和商店街を案内していただきました。
三和商店街は昭和30年頃、国鉄四日市駅北側に出来た狭い路地が交差する商店街です。今では空き家が多く、あちこちが老朽化して危険な状態ですが、飲み屋が並ぶ狭い路地を歩くとノスタルジーを感じさせ、その一軒に潜りこんでお酒を呑みたくなるような雰囲気がありました。

“彼岸花”上映

2011年10月01日 | 諏訪商店街振興組合のこと
一昨日前、我が家の狭い庭を覗くと彼岸花が一輪、赤い花を咲かせていました。ということで30日の文化の諏訪駅サテライトステーション事業、第3回 小津安二郎再発見は“彼岸花”でした。
     
会場は30分前から訪れる方で満席。おかげさまで補助席を出す盛況でした。3回連続で出かけていただいた方も多く、小津監督の映画を上映させていただいたことに確信と満足と、少し興奮もいたしました。2時間近い映画でしたが、皆さん笑ったり、しんみりしたりと真剣に鑑賞していただきました。
理事長の知り合いで小津会会員の方がみえ、戦前の古いサイレント映画を所蔵とのこと、小津さんをきっかけにいろいろな方との交流が楽しみです。
机に飾られた赤と黄色の花、何気なく置かれた真っ赤なやかん、縞の着物やタオル、格子柄のテーブルクロスや細かい柄の襖など、昭和33年制作という古さを感じさせないのは、小津監督の時代に流されないこだわりの趣味によるものでしょう。また、有馬稲子が玄関を上がるときや、山本富士子の着物姿など女性のしぐさに品があってとても美しく感じられました。
今朝のNHK連続ドラマで、司葉子が出演していました。随分おばあちゃんになられましたが、次回の“秋日和”は、母親(原節子)を思いながら結婚する娘役を演じています。お楽しみに。
     
本日一日は、表参道スワマエの朔日恵比寿の日。お祭り初日でお天気ということもあり、抽選会、野菜市とも大盛況デゴザイマシタ。