(1)醜悪な舛添要一の前任者の猪瀬直樹は、都知事に当選した時、連合東京に対して、
「連合さん、ありがとう」
と言ったそうだ。自民党と公明党に加えて、連合東京が有力な支援団体だったからだ。
それらがカネの面倒もみてくれたので、徳州会から借りた5,000万円は使う必要がなくなった、という意味のいいわけを、当時、猪瀬はしていた。
このとき、自公はもとより、堕落した幹部に従って猪瀬への支援を許した連合東京の組合員も猛省すべきであった。
ところが、自公と連合東京は、そのまま舛添支援に雪崩れ込んでしまった。
(2)参議院自民党のドンだった青木幹雄に取り入って、参議院自民党の政審会長となった舛添は、第一次安倍晋三内閣政権当時、言いたい放題だった。
<例>2007年の参院選では、
「“安倍首相と一緒に頑張ります”なんて言ったらダメ」
と放言し、惨敗したにもかかわらず、安倍が続投を宣言すると、
「自民党はショック死状態」
と断罪した。
にもかかわらず、その安倍によって厚生労働大臣に起用されるや、掌を返して批判を止め、“福祉の専門家”みたいな顔をすることになる。
(3)要するに、無節操を絵に描いたような男が桝添要一だ。だから、自民党が野党に転落すると、
「自民党の歴史的使命は終わった」
と言って飛び出し、新党改革をつくったのだ。それで除名されたが、除名した舛添をまもなく自民党は都知事に推すのだから、自民党も舛添も厚顔無恥と呼ばざるをえない。ただし、この形容は自民党だけでなく、公明党と、さらに連合東京にも適用しないと不公平だ。
(4)「噂の眞相」1990年5月号で、佐高信は舛添を「筆刀両断」した。
<舛添は『ビッグマン』の1989年の10月号で朝日新聞の下村満子と対談し、女性は感情的で政治に向かないと決めつけたうえで、「人殺しがうまいのも実は女の方なんですよ。例えば、中国の動乱で、今の状況で3千人殺せば片づくといったら、鄧小平は弾圧を3千人でとどめるわけ。もし、女が指揮者だったら、カッとなってもっと多くの人民を殺していたかもしれない」と阿呆なことを言う。さらには、「セックスの場合も、男がリードする。雄の方が攻撃的なわけで、雌はフェロモンか何かを出して雄を誘惑するだけ。体の形からみても受動的な女に政治は向かないわけですよ」と、まことに貧しい女性観を披露している。(中略)女も相当に権謀術数に長けているとし、「あなたがいちばん好きよ」とか言って抱かれて、次の日に他の男と平気で寝たりすると発言して、下村に、「やられたの。いまのは個人的体験の恨みが出ていたわね」と笑われている。
また、舛添は「女の許せないところは、すぐ女をだして議論するところ」と言い、消費税に台所感覚で反対するのも、「オッパイみせて僕を誘惑するのと同じレベル。女を武器にしているんだから」と、それこそ感情的に反発して、下村に、「舛添さんはオッパイを見せられる程度で誘惑されちゃうの」と簡単に切り返されている>
こういう男を自公と連合東京は支援したわけだ。そのツケが
・豪奢で高額な海外視察
・毎週末の公用車におる湯河原の別荘通い
・私的な家族旅行への政治資金流用疑惑
・etc.
であった。
□佐高信「舛添を支援した自公と連合東京の責任 ~新政経外科~」(「週刊金曜日」2016年6月10日号)
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「連合さん、ありがとう」
と言ったそうだ。自民党と公明党に加えて、連合東京が有力な支援団体だったからだ。
それらがカネの面倒もみてくれたので、徳州会から借りた5,000万円は使う必要がなくなった、という意味のいいわけを、当時、猪瀬はしていた。
このとき、自公はもとより、堕落した幹部に従って猪瀬への支援を許した連合東京の組合員も猛省すべきであった。
ところが、自公と連合東京は、そのまま舛添支援に雪崩れ込んでしまった。
(2)参議院自民党のドンだった青木幹雄に取り入って、参議院自民党の政審会長となった舛添は、第一次安倍晋三内閣政権当時、言いたい放題だった。
<例>2007年の参院選では、
「“安倍首相と一緒に頑張ります”なんて言ったらダメ」
と放言し、惨敗したにもかかわらず、安倍が続投を宣言すると、
「自民党はショック死状態」
と断罪した。
にもかかわらず、その安倍によって厚生労働大臣に起用されるや、掌を返して批判を止め、“福祉の専門家”みたいな顔をすることになる。
(3)要するに、無節操を絵に描いたような男が桝添要一だ。だから、自民党が野党に転落すると、
「自民党の歴史的使命は終わった」
と言って飛び出し、新党改革をつくったのだ。それで除名されたが、除名した舛添をまもなく自民党は都知事に推すのだから、自民党も舛添も厚顔無恥と呼ばざるをえない。ただし、この形容は自民党だけでなく、公明党と、さらに連合東京にも適用しないと不公平だ。
(4)「噂の眞相」1990年5月号で、佐高信は舛添を「筆刀両断」した。
<舛添は『ビッグマン』の1989年の10月号で朝日新聞の下村満子と対談し、女性は感情的で政治に向かないと決めつけたうえで、「人殺しがうまいのも実は女の方なんですよ。例えば、中国の動乱で、今の状況で3千人殺せば片づくといったら、鄧小平は弾圧を3千人でとどめるわけ。もし、女が指揮者だったら、カッとなってもっと多くの人民を殺していたかもしれない」と阿呆なことを言う。さらには、「セックスの場合も、男がリードする。雄の方が攻撃的なわけで、雌はフェロモンか何かを出して雄を誘惑するだけ。体の形からみても受動的な女に政治は向かないわけですよ」と、まことに貧しい女性観を披露している。(中略)女も相当に権謀術数に長けているとし、「あなたがいちばん好きよ」とか言って抱かれて、次の日に他の男と平気で寝たりすると発言して、下村に、「やられたの。いまのは個人的体験の恨みが出ていたわね」と笑われている。
また、舛添は「女の許せないところは、すぐ女をだして議論するところ」と言い、消費税に台所感覚で反対するのも、「オッパイみせて僕を誘惑するのと同じレベル。女を武器にしているんだから」と、それこそ感情的に反発して、下村に、「舛添さんはオッパイを見せられる程度で誘惑されちゃうの」と簡単に切り返されている>
こういう男を自公と連合東京は支援したわけだ。そのツケが
・豪奢で高額な海外視察
・毎週末の公用車におる湯河原の別荘通い
・私的な家族旅行への政治資金流用疑惑
・etc.
であった。
□佐高信「舛添を支援した自公と連合東京の責任 ~新政経外科~」(「週刊金曜日」2016年6月10日号)
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