<立っていると思う者は、倒れないように気をつけるがよい。あなたがたの会った試練で、世の常でないものはない。神は真実である。あなたがたの耐えられないような試練に会わせることはないばかりか、試練と同時に、それに耐えられつように、のがれる道も備えて下さるのである。 --「コリント人への第一の手紙」10章12-13節
パウロがコリント(ギリシアの都市)のキリスト教徒に宛てた手紙からの抜粋だ。
パウロの思想の特徴は、真理は具体的であると考えていることだ。それだから、ここで語られていることも、コリントの教会が抱えている具体的な問題を解決するためのものだ。どうものこの教会には、自分が強い信仰を持っている、すなわち「立っていると思う者」が何人かいて、他の人々を軽蔑していたようだ。「倒れないように気をつけるがよい」というのは、こういう増長した信者に対するパウロの皮肉だ。
会社や役所や学校でも、自己愛が過剰で、「自分は能力がある」と増長している人は、ちょっとしたきっかけで躓いてしまう。厳しい状況の中でも、きちんと仕事や勉強をこなしていくことができる人は増長しない。自らが行うべき使命(それは、仕事で自己実現をするというようなことだけでなく、家族の生活を保障するという身近な課題でもいい)をしっかり持っている人は、「倒れることがない」のである。>
□佐藤優『人生の役に立つ聖書の名言』(講談社、2017)の「苦難に負けない言葉」の「立っていると思う者」を引用
【参考】
「【佐藤優】重荷を背負うのは」
「【佐藤優】苦難と希望」
「【佐藤優】弱さを誇ろう」
「【佐藤優】一粒の麦」
「【佐藤優】平和ではなく剣を」
「【佐藤優】恐れるな」
「【佐藤優】迫害される人」
「【佐藤優】平和をつくる人」
「【佐藤優】心の清い人」
「【佐藤優】あわれみ深い人」
「【佐藤優】正しさを望む人」
「【佐藤優】柔和な人」
「【佐藤優】悲しんでいる人」
「【佐藤優】心の貧しい人」
「【佐藤優】地の塩となれ」
「【佐藤優】狭い門を選べ」
「【佐藤優】求めれば与えられる」
「【佐藤優】明日を思い悩むな」
「【佐藤優】思い悩むな」
「【佐藤優】まえがき ~『人生の役に立つ聖書の名言』~」
パウロがコリント(ギリシアの都市)のキリスト教徒に宛てた手紙からの抜粋だ。
パウロの思想の特徴は、真理は具体的であると考えていることだ。それだから、ここで語られていることも、コリントの教会が抱えている具体的な問題を解決するためのものだ。どうものこの教会には、自分が強い信仰を持っている、すなわち「立っていると思う者」が何人かいて、他の人々を軽蔑していたようだ。「倒れないように気をつけるがよい」というのは、こういう増長した信者に対するパウロの皮肉だ。
会社や役所や学校でも、自己愛が過剰で、「自分は能力がある」と増長している人は、ちょっとしたきっかけで躓いてしまう。厳しい状況の中でも、きちんと仕事や勉強をこなしていくことができる人は増長しない。自らが行うべき使命(それは、仕事で自己実現をするというようなことだけでなく、家族の生活を保障するという身近な課題でもいい)をしっかり持っている人は、「倒れることがない」のである。>
□佐藤優『人生の役に立つ聖書の名言』(講談社、2017)の「苦難に負けない言葉」の「立っていると思う者」を引用
【参考】
「【佐藤優】重荷を背負うのは」
「【佐藤優】苦難と希望」
「【佐藤優】弱さを誇ろう」
「【佐藤優】一粒の麦」
「【佐藤優】平和ではなく剣を」
「【佐藤優】恐れるな」
「【佐藤優】迫害される人」
「【佐藤優】平和をつくる人」
「【佐藤優】心の清い人」
「【佐藤優】あわれみ深い人」
「【佐藤優】正しさを望む人」
「【佐藤優】柔和な人」
「【佐藤優】悲しんでいる人」
「【佐藤優】心の貧しい人」
「【佐藤優】地の塩となれ」
「【佐藤優】狭い門を選べ」
「【佐藤優】求めれば与えられる」
「【佐藤優】明日を思い悩むな」
「【佐藤優】思い悩むな」
「【佐藤優】まえがき ~『人生の役に立つ聖書の名言』~」