<あなたがたを迫害する者を祝福しなさい。祝福して、のろってはならない。喜ぶ者と共に喜び、泣く者と共に泣きなさい --「ローマ人への手紙」12章14-15節
キリスト教は、この世の終わりが近いと考える。従って、キリスト教徒だけでなく、すべての人に対して「悔い改めよ、神の国は近づいた」と呼びかける。この呼びかけに反発し、キリスト教徒を迫害する人も少なからずいる。「ローマ人への手紙」の著者であるパウロ自身が、かつては迫害者だった。迫害者を呪ってはならないというのは、抽象的な概念ではなく、具体的な指令だ。同様に祝福しなさいというのも具体的な指令である。
キリスト教において、祈ることは、同時に行動することでもある。呪いは呪いの連鎖を呼んで、人間は憎しみの罠から抜け出せなくなってしまう。この呪いの連鎖を断ち切るために、祝福することが必要になる。祝福することは、神から霊の賜物を受けたキリスト教徒の名誉ある使命なのである。祝福の対象は、具体的に接触している隣人だ。その隣人があなたを迫害する者であっても、隣人と共に喜び、隣人と共に泣くような共感力をキリスト教は求めるのである。>
□佐藤優『人生の役に立つ聖書の名言』(講談社、2017)の「常識を逆転する言葉」の「呪ってはならない」を引用
【参考】
「【佐藤優】敵を愛しなさい」
「【佐藤優】目標をめざして」
「【佐藤優】試練を喜ぶ」
「【佐藤優】永遠の命のために」
「【佐藤優】立っていると思う者」
「【佐藤優】重荷を背負うのは」
「【佐藤優】苦難と希望」
「【佐藤優】弱さを誇ろう」
「【佐藤優】一粒の麦」
「【佐藤優】平和ではなく剣を」
「【佐藤優】恐れるな」
「【佐藤優】迫害される人」
「【佐藤優】平和をつくる人」
「【佐藤優】心の清い人」
「【佐藤優】あわれみ深い人」
「【佐藤優】正しさを望む人」
「【佐藤優】柔和な人」
「【佐藤優】悲しんでいる人」
「【佐藤優】心の貧しい人」
「【佐藤優】地の塩となれ」
「【佐藤優】狭い門を選べ」
「【佐藤優】求めれば与えられる」
「【佐藤優】明日を思い悩むな」
「【佐藤優】思い悩むな」
「【佐藤優】まえがき ~『人生の役に立つ聖書の名言』~」
キリスト教は、この世の終わりが近いと考える。従って、キリスト教徒だけでなく、すべての人に対して「悔い改めよ、神の国は近づいた」と呼びかける。この呼びかけに反発し、キリスト教徒を迫害する人も少なからずいる。「ローマ人への手紙」の著者であるパウロ自身が、かつては迫害者だった。迫害者を呪ってはならないというのは、抽象的な概念ではなく、具体的な指令だ。同様に祝福しなさいというのも具体的な指令である。
キリスト教において、祈ることは、同時に行動することでもある。呪いは呪いの連鎖を呼んで、人間は憎しみの罠から抜け出せなくなってしまう。この呪いの連鎖を断ち切るために、祝福することが必要になる。祝福することは、神から霊の賜物を受けたキリスト教徒の名誉ある使命なのである。祝福の対象は、具体的に接触している隣人だ。その隣人があなたを迫害する者であっても、隣人と共に喜び、隣人と共に泣くような共感力をキリスト教は求めるのである。>
□佐藤優『人生の役に立つ聖書の名言』(講談社、2017)の「常識を逆転する言葉」の「呪ってはならない」を引用
【参考】
「【佐藤優】敵を愛しなさい」
「【佐藤優】目標をめざして」
「【佐藤優】試練を喜ぶ」
「【佐藤優】永遠の命のために」
「【佐藤優】立っていると思う者」
「【佐藤優】重荷を背負うのは」
「【佐藤優】苦難と希望」
「【佐藤優】弱さを誇ろう」
「【佐藤優】一粒の麦」
「【佐藤優】平和ではなく剣を」
「【佐藤優】恐れるな」
「【佐藤優】迫害される人」
「【佐藤優】平和をつくる人」
「【佐藤優】心の清い人」
「【佐藤優】あわれみ深い人」
「【佐藤優】正しさを望む人」
「【佐藤優】柔和な人」
「【佐藤優】悲しんでいる人」
「【佐藤優】心の貧しい人」
「【佐藤優】地の塩となれ」
「【佐藤優】狭い門を選べ」
「【佐藤優】求めれば与えられる」
「【佐藤優】明日を思い悩むな」
「【佐藤優】思い悩むな」
「【佐藤優】まえがき ~『人生の役に立つ聖書の名言』~」