市さんの自然との対話日誌

里山師、釣師を自称のオヤジが遠州の山間地に3千坪の山林を購入、自給自足を目指し田舎暮らし開始。魚釣、生き者達との対話

ゲンノショウコの花

2014-08-30 10:17:08 | 野草
 薬草で知られるゲンノショウコが花を咲かせている。
 

 花が二つ並んでいるのがあった。どう見ても同じ花とは思えない。
 

 調べてみて漸く分かった。

 ゲンノショウコの花は雌雄同花で、雄花期と雌花期があるという。写真左側が雄花期で、薄紫色の10本の雄しべが開いて、幾つかの葯は落ちはじめている。写真右側は雌花期で、中央の紅色の雌しべの柱頭が5裂に開いて、雄しべはすべて消えている。

 と言うことで同じ花でもこんなに変化しているのだ。

 で、ゴーヤやカボチャなどは、初期は雄花しか咲かず、待ちくたびれた頃おもむろに雌花を咲かせる様に思う。

 もっというと、ゲンノショウコは、簡単に落下せず、長時間生きながらえた雄しべだけを受粉させ、元気な子孫を残そうとしているのではないか?
 
 雌のしたたかな戦略なのか?
コメント
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