純愛(鶴)と迷愛(人間)の物語。
だが別の観方、読み方がある。
機は文明の象徴でもある。
「つう」は、とても魅力ある織物を作った。
高いお金で交換できる織物(製品)だ。
周りの人間達は織物に魅かれる。
「つう」の心ではなく、織物に魅かれる。
人間は、文明の底にある素晴しさよりも、
出来上がった製品の魅力に魅かれてしまうのだ。
それは、お金で評価できるモノだ。
文明の底にある素晴しさはお金では評価できないのに。
「つう」は、人間の心が欲だけに傾くのが辛かったのだ。
だから去って行った。
織姫も天帝に引き裂かれたのではなかったのかもしれない。
織姫が彦星に別れ話をしたのかもしれない。
「このままでは、アタナはダメになる。別れましょ」
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