機織りの、もう一つの話があった。
鶴の恩返しの話だ。
木下順二氏がそれを戯曲「夕鶴」とした。
木下氏は人間を超えた「愛情」と人間の「欲」を描いた。
人間って・・・しょうがねぇなぁ・・・
鶴は機を織る。
「見ないでね」と言いながら。
見ないで、と言われれば、見るだろうなぁ・・・
美人で気立てのいい女人に化けたのはいい。
しかし・・・人間の心を理解してなかった。
人間の心は複雑怪奇なのだ。
見てしまうには条件がある。
姿や性格に魅力がある場合だ。
上記の場合、見たい、という大前提がある。
アクシデント、という事で・・・
二人の間に隠し事はいけない、という事で・・・
一度だけなら・・・ちょっとだけなら・・・
人間の心は言い訳をしながら行動を起こす・・・。
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