金が入るようには、気を使わない。
金が活きるように、使い方に気を使う。
すると、金貸しが言う。
「秋山さんのような御方にこそ、お金を借りていただきたい」
名人には、勝手に、お金が来たがるようだ。
何かを手伝ってもらった人だけでない。
何気なく寄った茶店の使用人にさえ、こころづけを渡す。
駕籠かきにも、駕籠代の他に飯代を渡す。
弥七の手下の手下にさえ、別途で小遣いを渡す。
欲しいものを買う為に使うのではなく、人に渡すのだ。
お礼として、渡すのだ。
だから、お金が活きてしまう。
渡された方も、次の人に更に親切になる。
小兵衛に始まって、優しさが連鎖する。
金が、金のままだと冷たい関係になる。
金が、こころづけ(心付)として役に立つから活きる。
コツは、使う名人なのだ。
財を成す事から放れているから、金使いの名人なのだ。
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