水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「風間陽水の依頼簿(カルテ)・886」

2016-04-18 19:35:15 | Weblog



カルテ番号 や・6(24)

マットに仰向けになると、院長は頭部側に座った。
そして、そっと頭に指を添えた。
瞬間、玲香はショックを憶えた。
いきなり、何かが起こったのだ。
身体の中心、下の方から何かが起きた。
それが、頭に振動した。
そして・・・何かが、解った。

「先生、これは・・・」
「柳さん、35歳でしたね。
これから、柳さんは通常とは違った人生を歩きます。
極少数の人達が仲間としていますが、出会えるかどうかは判りません。
本来、それが起こるのは、10年後からのはずですが・・・
どうやら、多少のズレもあるようですね。
私にも本当の事はわかりません」

一体何を言っているのだろう?
意味は解らない。
でも、身体の中に何かが起きてしまったのは判る。
そして平凡だと思っていたこの院長が、急に近い関係だと思えた。
どういったらいいのか・・・
身内のような・・・
そんなバカな、という理性もあるのだが・・・
玲香は混乱していた。

(登場する人物・組織・その他はフィックションです)

(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
治療・若返り・講演、お話会依頼、悩み相談受付中。日本中出張します。
ブログで書いた「迷説般若心経」  「迷説恋愛論」  「迷説幸福論」
誰か出版してくれぇ~
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする