カルテ番号 や・6(35)
院長は即座に否定した。
「それは違いますよ。
私は特別ではありませんし、特別な能力でもありません。
普通の人であり、誰でも持っている能力です。
そうですねぇ・・・
誰でも絵が描けますね。
それは特別な能力とはいわないでしょう。
私はいつでも、少しだけ細かく、どんな場所でも描くことができるだけです。
絵を描く能力は同じなのです。
人間としても、同じです。
転がれば怪我をしますし、不摂生で病気にもなります。
つまらない事で悩みますし、下品な事も好きです。
ただ・・・そうですね・・・柳さんもわかるようになりますが・・・
少数派ではあります。
少数派は、特別ではなく、数が少ないだけなのです。
生活能力でいうなら、私は平均よりかなり劣っていますよ」
玲香は真顔で言った。
「いえ、言葉が足りませんでした。
能力のとらえかたは、ともかくとして・・・
特別と言ったのは、私にとって、という意味です。
直感とでもいうのでしょうか?
気功をされた瞬間から、その思いが湧いてきました。
先生の言う意味は理解できませんが、特別でしょ?」
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
治療・若返り・講演、お話会依頼、悩み相談受付中。日本中出張します。
ブログで書いた「迷説般若心経」 「迷説恋愛論」 「迷説幸福論」
誰か出版してくれぇ~
18年間封印していた本物の「氣入れパワーストーン」を販売開始 「笑顔の雑貨屋Yakkoo」)