水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「風間陽水の依頼簿(カルテ)・962」

2016-07-03 18:27:05 | Weblog



カルテ番号 ゆ・1(15)

「術後のケアとして来られてわけですね。
まずは体験してもらい、その後で続けるかどうかは判断して下さい。
生命の事は、相性が優先します。
運は縁で左右します。
そして歩くのは本人の判断です」
弓削は言った。
「自分で判断できるものですか?」

院長は答えた。
「判断の正誤にこだわらなければ、誰でもできるでしょう。
逆に、正しいか誤りか、となると誰でも難しいでしょう。
どんな判断でもいいのですよ。
その先がありますから」
弓削はこの言葉にショックを感じた。

研究者は本物を求める。
研究者の正しさというのは、本物の事だ。
誤った事を追求しても、意味が無い。
ところが、生命は違う、とこの院長は言っているのだ。
正誤ではなく、その先に歩く道だと言っているのだ。
最初から、とらえ方が違う。
正誤を追求しないところに、生命がある。
弓削は、この考えを深く受け止めた。

(登場する人物・組織・その他はフィックションです)

(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
治療・若返り・講演、お話会依頼、悩み相談受付中。日本中出張します。
ブログで書いた「迷説般若心経」  「迷説恋愛論」  「迷説幸福論」
誰か出版してくれぇ~
18年間封印していた本物の「氣入れパワーストーン」を販売開始 「笑顔の雑貨屋Yakkoo」)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする