カルテ番号 ゆ・1（22）
弓削も言った。
「アインシュタインの言葉があります。
本当に言ったのか、誰かが作ったのかはわかりませんが・・・
神無き科学は、科学とはいえない。
自分達研究者は、肌で実感する時があります。
例えば顕微鏡の中を覗いていると、その中の世界に入ってしまいます。
同時に上から覗いているもう一人の自分がいます。
こんな世界を誰が創ったのか・・・と感心します。
感心などというレベルではないのです。
人智を超えている。
畏れ、という意味が解ります。
ただ、ただ、言葉にならない凄さを感じます。
無理に当てはめるなら・・・
神、としか、いいようがない。
そして、思います。
研究者でよかった、と」
院長が静かに言った。
「私達人間の理解できる範囲は、ものすごく僅かなのですね。
まして、できる範囲は、極微少なのですね。
ただし、創造できることは微少ですが、破壊は大きくできます。
この世の仕組みとして、壊す事が簡単にできるようになっているようです。
何十年もかけて作ったモノも、破壊なら一瞬です。
生命は創れませんが、殺す事は簡単なのです」
（登場する人物・組織・その他はフィックションです）
（過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
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ブログで書いた「迷説般若心経」 「迷説恋愛論」 「迷説幸福論」
誰か出版してくれぇ～
１８年間封印していた本物の「氣入れパワーストーン」を販売開始 「笑顔の雑貨屋Ｙａｋｋｏｏ」)
