ある気功師・29
出来合いの作品の素に少し手を加える。
それを郵便で送り添削を受ける。
そんな程度の趣味の講義だ。
それまでの人生で美術とは無縁だった。
絵を描くのも、モノを作りたいとも思っていなかった。
ただ単に時間を潰せれば、と思っていた。
凄いのは添削をする先生だ。
皆、同じようなモノを送ってくる。
その中で、彼女(Aさんとしよう)のモノに目をつけた。
繰り返すが、独創な部分は何もない段階だ。
大変褒めた内容の手紙をAさんに返送した。
たまたま同じ東京でそう離れていなかった。
気が向いたら添削先生のアトリエに遊びに来るよう誘われた。
Aさんは思い切ってそのアトリエに行って、先生の作品を見た。
創作作品というものを初めて見た。
そしてコンテストに出品するよう勧められた。
未だ、3ヶ月も経っていないのに・・・
とにかく時間はある。
何もする事がないのだ。
自分の思う通りに創っていいという。
初めての作品を出品してみた。
良いも悪いも判断できないままだった。
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