ある気功師・53
追いかけて、ツアー先の中国で話をした。
普段は直接話などできない。
ツアーだと待ち時間やテーブルが同じになる時がある。
まだ心は決まっていなかった。
覚悟も無かった。
それなのに言葉は勝手に出ていた。
「治療の道に進もうと思います。
気功治療をしていいでしょうか」
許可を願い出たというわけだ。
言いながら、私自身が戸惑っていた。
えっ、治療の道?
故師匠は私の顔をじっと見てから言った。
「10年は食っていけねぇぞ。
それに命懸けだぞ」
私は許可と受け取った。
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