ある気功師・147
気功師なら皆氣入れができるわけではない。
石などに氣入れする人もいるが、上手く入っていない。
対人に気功するのとは違うのだ。
私は何故他の気功師が苦労するのは不思議だった。
だって、氣入れって簡単だったから。
それが私のルーツに関係すると判ったのは後だ。
私の母方の祖母、霊能者の祖母だ。
その祖母の実家は幕府御用達の刀鍛冶だった。
刀鍛冶といっても人斬り刀ではない。
徳川時代は300年も合戦が無い。
人を切る刀ではなく、魔を切り、家を守る刀だ。
破魔と守護の刀を作っていた。
家の周りに注連縄で結界を作る。
身を清め、白装束で真言を唱えながら鋼を打つ。
神職と変わらない。
違うのは鋼に真言で氣入れをしながら作る。
それが代々してきた仕事だ。
私の血の中に氣入れは備わっていたのだ。
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