居間の壁に掛かっている「ピエロ人形」、20数年前、
どこかに旅行に行った際、何故か気に入って買って
来たもの。
紅を入れた白塗りの顔、長袖寛衣、滑稽な動作、い
つも大きな口を開けて笑っています。
道化回しの笑いものになるだけの人、サーカスのピ
エロ(クラウン)人形が、いつも部屋を見下ろして
います。
ピエロは、
「どんな状況に置かれても、それを見せずに、いつ
も笑って人々に幸せを与える」
そんなピエロのキャラクターに感じて、買い求めて
来た様な気がします。
凡人の私には、なかなかそんな人になれるはずもなく
これは我が人生における、最大かつ永遠のテーマなの
かもしれません。
「月光のピエロ」 ~堀口大學 ~
ピエロの白さ 身の辛さ
ピエロの顔は 真っ白け
白く明るく 見ゆれども
ピエロの顔は さびしがり
ピエロは 月の光なり
白く明るく 見ゆれども
月の光は さびしがり