タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに・・・

2012-06-21 | 風景

宍道湖北岸から望む対岸には、緑深き山々が広がり、山陰独特

どんよりとした空に、あの出雲大社本殿の「八雲」に似た雲が

浮かんでいます。

出雲大社の裏山八雲山の上空にも、時々湧き立つような雲を見

掛けます。

何やら古事記の世界を連想させる雲で、ついつい雲の流れに見と

てしまいます

「古事記」によれば、須佐之男は八岐大蛇を退治した後、助けた稲

田姫と結婚して、出雲の各地を巡って宮(新居)を建てる場所を探し

求め、辿りついた須我の地に宮を建てましたが、不思議な事にその

地から幾重にも幾重にも、雲が立ち上りました。

これを見たスサノオは、

「出雲」の枕詞、日本最古の和歌

「八雲立つ 出雲八重垣 

妻籠みに 八重垣作る 

その八重垣を」

と妻のために詠んだとされます。

出雲須佐の地に生まれた私は、須佐之男が見ただろう、その湧き立

つ雲を、子供の頃からズッと見て(雨が降るのかな?と、)生粋

人でもあり、雲に魅かれるのでしょうか。

       ~今日も良い一日であります様に~