公園に、今、「タイサンボク」の花が咲いています。
大木になるためか町家の庭木としては不似合いで、主に公園や庭園に植えられていて、
しかも、高みに咲いて花期が非常に短いため「いつの間にか、花が終わっていた」そん
な花です。
葉や花の大きさから、中国・山東省の霊山・泰山に例えられ、「泰山木」とも言われます
が、意外や北アメリカ原産の外来花木とか。
強い芳香を放ちますが、実家の庭に大木があって、子供の頃から開花時期にはよじ登
って慣れ親しんできた、この花の香りが私は大好きです。
中国で言うところの「三大芳香花(キンモクセイ、ジンチョウゲ、クチナシ)」には日っていません
が、バラ等と供に胸を張ってエントリーできる花です。(♪旅路の果てまでついて来る・・・)
純白の絹肌の重厚な花弁は、蓮の花の様に開花の瞬間、「ポッ」と音がする様な気がし
ますが、さてそれは如何なものでしょうか?
ちなみに「蓮の花」は、古くから開花音がすると謂われてきましたが、実際に集音実験を
した学者曰く、「音はしなかった。」と言うのが真相の様です。
しかし、謂われに基づいて、子供に「花音・カオン・かおん」等と命名する洒落人も居て、
我が国独特の言葉遊びの世界や風雅さにはロマンがあっていいですネ。
例によってすっかり道草を食ってしまいました。・・・ではでは、また!
~今日も良い一日であります様に~