~アレクサンドル・カ バネルの『ヴィーナスの誕生』~ (模 写)
『ヴィーナスの誕生』の絵と云えば、たしか中学生の頃、教科書で見たイタリアの画家
サンドロ・ポッティチェリの、貝殻の上に立った女神・ヴィーナスの絵がよく知られいま
すが、この『ヴィーナスの誕生』の絵も、フランスの画家・カバネルが描いたもので、ギ
リシャ神話の女神が、海にわきたつ泡から誕生・出現した様子が描かれており、非常
に有名な絵です。
ヴィーナス(アブロディーテー)は、神話によれば愛と美と性を司る女神で、三美神の
審判で最高の美神として選ばれたということになっています。
今から20年前、観光でパリ市を訪れた際、オルセー美術館でこの絵を目の当たりに
した時、横たわるヴィーナスが、目覚めて眩しそうに右手で光を遮りながら、見上げる
視線に、ドキリ・・・・としたものです。
また女神・ヴィーナスが、あまりにも現実的で豊満、 艶やか、しどけなく描かれていて、
ちょっと異質な感じがしたことを記憶しています。
まぁ~「女神:ヴィーナス」と云えど、有名画家が数多く残しており、そのモデルも実際
には、街一番の美女であったり、画家の奥さんや愛人であったり様々のようです。
この絵には、ほんとうは女神の誕生を祝福して舞うエンゼェル(天使)が、もう一人左
端に描かれているのですが。(割愛しています・・・)
~今日も良い一日でありますように~