60・70年代日活の、アクション・青春映画路線の全盛期、石原裕次郎・小林旭・赤木圭
一郎・渡哲也等と共に、ヒロインとして支えてきた、ご存知『女優:浅丘ルリ子』、若い頃
の写真を見ながら描いて見ましたが、大きな特徴がある様で、意外と雰囲気がつかめ
なくて大変苦労しました。
美貌と華奢な感じ(線の細い)の美女で、彼女が若い頃に出演した映画も、どちらかと言
えば“清純派“のお嬢さん役が多く、とても似合っていました。
しかし、彼女自身のインタビューで、『舞台は未だに怖いですが、心のままに演じ切るしか
ありません・・・ 幕が上がれば、もう祈りしかありません。』『イングリット・バーグマンや原
節子さんは尊敬しますが、私の好きな女優は、マリリン・モンロー、ブリジット・バルドー、
ジェーン・フォンダ等で、きれいで色気がある人なんです。 出てくるだけで楽しい。』と語っ
ているところを見ると、その実、彼女は意外と男性的な性格であるとと共に、女性特有の
繊細さや色香を追う様な一面も持ち合わせた女性の様です。
73歳の今も第一線で、仕事に真正面から取り組んでいて、演技そのものよりも大女優と
しての風格を感じさせる女性です。トニー・ベネットで “霧のサンフランシスコ“