散歩道の途中の高手にメモリアルパークがあって、その斜面に二本の石榴(ザクロ)
の木がある。
形の良く枝垂れる古木と、若者が空に向かって伸背伸びする様な勢いのある若木だ。
良く見ると、若木には無数の赤い花とミニチュアザクロの様な実がたくさん生っていて、
枝垂れた古木の方には、品良くぽつん、ぽつんと花が配置された様に咲いている。
今の時期咲く真っ赤な花は案外見落としがちで、秋口に拳大ほどになった実がざっく
りと割れて、中から透き通るような“ルビーレッド“の宝石に似た実が、零れるほどに覗
く様になって、人々は初めて気付く・・・「あぁ、、、今年もザクロが熟れる季節が訪れた
のか、、、」と・・・・・
しかし、子供の頃から実家の小庭にあったザクロの古木が、この時期、花を着けてい
たのを、十数回も見てきた私は、ザクロの花を見落とすことはない。
~貴方にとって、今日も良い一日であります様に~
トム・ジョーンズで『想い出のグリーン・グラス』