半島の砂浜に、役目を終えた船が打ち捨てられています。
廃れゆく物への郷愁なのでしょうか、今日は真面目に水彩で、その姿を留
めておきました。
今話題の長崎県・端島、通称『軍艦島』の世界文化遺産登録に、某国が強
制徴用・・・云々で待ったを掛けていますが、軍艦島は昭和49年以来、島
全体が廃墟と化していますが、明治から昭和にかけて、島の海底炭坑によ
って大変栄えた歴史があります。
以前、日本画「県展」への出品作品として、この島を描いたことがあります。
すっかり横道にそれてしまいましたが、この廃船を描くにつけても思うの
は、よく「昔は良かったな~・・・」と、過去を振りかえると、ネガ思考で将来
への希望がない、と言う人もいますが、私は決してそうは思わない。
「昔は何もかも、良かった。」と云うつもりは毛頭なく、歴史が証明するよう
に、勿論、様々な分野で欠点や弱点が数多くありました。(封建制を始
め・・・)
私の言いたいのは、「昔は良かった」・・・まさに後世にその継承すべき点に
学び、より一層善き世の中を作るための、学びとすべきだと思う訳です。
だから打ち捨てられた「廃船」も、逆に将来への 大いなる活力に見えるの
です。
それにしても、これは「絵になる」景色ですな~。
~今日も、良い一日であります様に~
テネシーワルツ~ノラジョーンズ