広い庭の片隅に咲いた勿忘草の花に、「あなた幾つになるの?」と尋ねると・・・「もう忘
れまてしまいました。 でも私はもう何年も何年も、ここに生きています。 そして、春が
来ると忘れずに咲いていますよ。」・・・そんな詩の一節がありました。
確かに花々は、四季を通じて、昔むかしその昔からずーっと、花咲く時季になると美しく
花開いているのです。
凍てつく寒さの冬には、ほんのわずかばかりの花が、そして雪解けが始まり、水ぬるむ
頃になると野山一杯に、あたかも「奇跡」で起ったかの様に、赤、白、黄、ピンク色に
様々な花が咲き乱れて、人々に「勇気と希望」の春を告げてくれます。
強い真夏の日差しもものともせずに、 そして実りの秋には、野山一面を赤く染めます。
花は「希望・喜び・幸せ・悲しみ」そのものなのです。
花はいつも人間の全てを、そっとその深い懐に包み込んでくれます。
私は今日、大切な人を喪った人達と悲しみを共にして来ましたた。
だから、言葉ではなく、いつも人々に温かく寄り添ってくれる花を描きました。
今日も良い一日であります様に
アメージング・グレース