タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

~~映画「信さん・炭坑町のセレナーデ」~~

2015-09-13 | その他

            さん:炭坑町のセレナーデ』

TVのチャンネルを捜していると、昭和30年代の炭坑町・・・そこに息子と

二人で生活する母子のシーン。 好きな女優さんの一人「小雪」が出る映画だ。

実生活では、結婚、出産、子育てと、スクリーンからここ数年遠ざかっていたた

め、随分久しぶりに見た感じである

あの「ラストサムライ」や「ALWAYS三丁目の夕日」シリーズ等で、重厚でキラ

リと光る演技を見せ、将来、大女優になる風格さえ感じさせる女性だ。

またこの映画の中で、「どこかで見たような・・・」と思っていたら、ラストサムライ

でも小雪と共演し、素晴らしい演技を披露した子役の池松壮亮が、今回も息子

役を演じていた。

~あらすじ~

昭和38年、美智代(小雪) は、生まれ故郷の福岡の炭坑町に息子(小学生)・

守と共に帰って来る。

その町は炭坑によって支えられ、大人も子供も男も女も、貧しくとも明るく皆が

肩を寄せ合って助け合いながら暮らす街だった。

ある日「守」が、地元の悪ガキ供に取り囲まれ、いじめられている所に、一人の

少年が通り掛かりあっという間に打ち負かす。

その少年は、地元では誰ひとり知らぬ者もない、札付きの少年「信さん」だっ

た。

親を早く亡くして親戚に引き取られ、いつも疎まれ厄介者扱いを受けている孤

独な少年であった。

・・・誰も自分のことなど分かってくれない・・・そう思ってきた「信さん」にとって、

息子を守ってくれたこの事件を機に、やさしく接してくれる「美智代」に、信さん

は次第にを開き、特別な存在となっていくのだが・・・・最初は、母親への愛に

似た淡い恋心の様でもあった。

だが、成長した信さん(石田卓也)や「守」、そしてこの炭鉱町にも、受け止め乗

越えなければならない、幾つもの過酷で厳しい現実が待ち受けているのだっ

た……そして、それぞれに大きな悲しみを乗り越え、希望の将来に向かって歩

き出していくのだった。

昭和30年代の九州地方の炭坑町を舞台に、貧しいながらも明るく必死に生き

人々の、日常と過酷な運命を描く社会派の骨太ヒューマンドラマであるが、

60歳代前後のおじさん、おばさん達には、映像の一つ一つが昭和へのノスタ

ルジアにあれる映画であった。

~今日も良い一日であります様に~

Nini Rossoの「Silenzo」