バラ(薔薇)の花
今年の春先から、バラの花を随分描いてきた様に思う。 と言うのが、私が60代前半から幾たびかの大病に見舞われ、QOLの厳しさと闘う日々。。。そんな中で、薔薇の花を通じて、今でこそ親しくさせて頂いている方であるが、当時全く思いも掛けずに、バラの花を贈られ感激すると同時に、少し大袈裟と思われる向きもあると思うが、私にとっては「生きる力と勇気」を頂いた。 そんなこともあって、それまであまり意識することのなかったバラの花に思いを寄せるようになった気がする。 バラの花自体の美しさや優しさ優しさもさることながら、これを育てる人の優しさが感じられるのである。 今年も明日からいよいよ師走、すっかり暮れなずんできた感がする。 しばらくの間、バラの花ともお別れして、暖かい春がやって来ればまたあの福与かな芳香と、美しい花に出会うことが出来る。 それはとても楽しみな事である。 そんな意味から、今年最後の「バラの花」を描き留めて見た。
「はなひらく」 のばらめぐみ (くどうなおこ)
はなびらと
はなびらと
はなびの あいだに
のはらの わらいごえが
すこしずつ
すこしずつ
すこしずつ ためて
ちいさな ばらのつぼみが
ほんのりと
ほんのりた
ほんのりと めをさまし
はなひらく
「ばら」
花弁が散ると そこに
花びらのかたちの
なにかやさしいものが
あつまるように思われる
歌手:小柳ゆきが、「あなたのキスを数えましょう」で衝撃デビューした際には、「日本にもこんなに歌唱力抜群の歌手がいるんだ。」と驚いたものだ。 それ以来、彼女の歌を好んで良く聴いている。
小柳ゆき:「あなたのキスを数えましょう」
小柳ゆき:「北国行きで」