今年は例年より暖かいためか、庭の椿がもう咲き始めました。
昨年より咲くのが1月以上も早く、長く楽しめて良いのですが、今年はまだ霜も降っておらず、この冬の雪の下を越えるのも、大変だろうと余計な心配をしています。
私は椿の中でも、極くシンプルなヤブ椿と、逆に派手な赤白の斑入りの椿が好きで、庭に2本も植えて、何回も日本画のモチーフとして取り上げてきた花です。
ヤブ椿も、あちこちの山で咲き初めましたが、松江で椿の名所と云えば、松江城公園の一角にある、「椿谷」と云う場所が一番です。
文字通りここには色々な椿が群生しており、伝えによると、松江城主不昧公(松平治郷)が、椿油を藩財政の足しにと栽培していたとか、茶の湯の花として蒐集場としていたとか、そんな歴史もあって、全国の椿愛好家の間では、知る人ぞ知る、日本三大ヤブ椿群(宮崎県、千葉県と並び)の一つと云われているそうです。
これから春に向けて、椿谷では椿の花と梅の花が、共演する時期があり二倍楽しめます。
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