撮りさるく

有名かとこっちゃ無名のとこっちゃ 写真ば撮ってさるくざい

東京都千代田区 靖国神社遊就館

2011-11-20 21:54:57 | 東京
さて、遊就館へ

入館します。


確か入館料は600円。自動販売機で切符を購入。

まずはロビー展示品を見る。

太平洋戦争で使われていた大砲


びっくりするのは大砲の車輪がゴムタイヤでなく、鉄製の車輪である事。移動の際の利便性を全く考慮に入れていない。


泰緬鉄道で使われていた蒸気機関車


ゼロ戦の展示もある。開発当初は世界最強とされたが鹵獲機体を米軍が徹底的に解析、その後陳腐化が進み悲惨な末路をたどる事となる。


ゼロ戦に搭載されていた機関砲。ロビーで撮影を敢行した後、展示室内へ。入館者は若い世代が目立つ。

展示室内は写真撮影禁止。2時間ほどかけて見学。武具甲冑から幕末維新の遺品展示に始まり、日清日露の戦争から満州事変、日華事変、太平洋戦争へ連なっていく。
最後はご遺族から承諾のあった戦死された方々の遺影が何百と展示されていた。皆さん姓名の最後に「命」という単語がついている。「みこと」とよむらしく、神道の神様として祀られている。

その後館外へ


飛行士の像


軍犬慰霊碑


軍馬慰霊碑


伝書鳩慰霊碑


母の像


ビルマ戦跡の遺品。タイのカンチャナブリの博物館にも同じようなものがありました。


パール判事の碑。東京裁判で日本に同情的な判断を下したインド人裁判官。


海防艦の碑。日本軍支配地域沿海や日本近海で多数の米潜水艦を撃沈したが、こうむった被害も甚大であった。


中庭では社会科見学に来た女子中学生と戦争を経験したお爺さんが話をしていた。
お爺さんの話に熱心に耳を傾けていた女子中学生の、その子や孫の生きる未来に愚かな戦争が起こらないよう、何をすべきか、考えさせられた。