日本では目にしないロシアメディア記事の紹介
ノーバヤガゼータ 3月26日 00:20配信 ヒズボラがウクライナの戦場に800人を派兵 、以下 自動翻訳概略内容
・世界最大のアラビア語TV局 アルハダス(筆者記:サウジアラビア政府出資)によると、ロシアの民間軍事会社、ワグネルがシーア派の武装組織 ヒズボラと戦闘員をウクライナに送るために交渉していたと報じた。アルハダスによれば、ワグネルからはアレクサンダー クズネツォフ、ヒズボラ側からは、ナジ治安部隊の幹部であるハッサン・アル・シャルトゥーニが出席した。
・会議は数日前に行われたとされており、両者は800人のヒズボラ戦闘員をウクライナに派兵し戦闘に参加する事に合意した。1人の戦闘員を雇うための料金は月額で1,500米ドルになります。
・ウクライナへの過激派の派遣の第一段階は、3月29日火曜日に計画されています。消息筋によると、200人の戦闘員がダマスカスからベラルーシのホメリ地域の軍事基地に移送されます。
ノーバヤガゼータ 3月27日 00:52配信 南オセチア基地より派兵
・部分的に認められた共和国の住民を含む南オセチア(筆者記:ジョージア領土内にある親ロ派独立国、ロシアやベラルーシ等が国家として承認)のロシア軍基地から、ウクライナでの敵対行為に参加するために派兵がされました。これは、南オセチア大統領アナトリー ビビロフの記者会見でRBCに報告されました。(筆者記:RBCにアクセスを試みたが、時間切れでつながらず)
・「これらは、南オセチア共和国に駐留しているロシア軍の第4基地の将兵で、志願兵である南オセチア住民も含みます。
・ビビロフ大統領は、自身のテレグラムチャンネルに、南オセチアの旗を掲げたトラック輸送団のビデオを投稿しました。
↑ビビロフ大統領のテレグラム動画画面、ノーバヤガゼータより引用
ノーボスチ 3月26日 19:53 配信 アゼルバイジャン軍、ロシア平和維持軍の管理区域に侵入
・ロシア国防省によると、アゼルバイジャン軍は、ナゴルノ・カラバフの領土内のロシア平和維持部隊の管理区域に侵入した。
「3月24日から3月25日まで、アゼルバイジャン共和国の軍隊は、2020年11月9日付けのロシア、アゼルバイジャン、アルメニアの指導者の三者声明の規定に違反し、ロシアの平和維持部隊の管理区域に入り、ナゴルノ・カラバフの領土に監視所を設置した」と述べました。
イタルタス 3月27日 0:44配信アゼルバイジャン軍がカラバフ軍の部隊にドローン攻撃を実施
上写真 イタルタスより引用、レイラ トゥラヤノバ撮影
・モスクワ、3月26日。/TASS/。アゼルバイジャン軍は、ナゴルノ・カラバフの領土内にあるロシアの平和維持部隊の管理区域に入り、この地域のナゴルノ・カラバフの武装勢力の部隊にバイラクタルTB-2タイプの無人航空機による4回の攻撃を加えました。
いっぽう、アゼルバイジャン側はこれを否定、責任はアルメニアにあるとしている。
アゼルバイジャン3月26日 12:03配信 違法なアルメニアの武装集団の試みは阻止された
・3月26日の朝、不法なアルメニアの武装集団が、深い霧を利用して、アゼルバイジャン軍の部隊を妨害しようとしました。国防省の報道機関は、即応措置の結果、違法なアルメニアの武装集団は撤退を余儀なくされたとアゼルバイジャン国営通信に語った。
・この事件は、ロシアの平和維持部隊とロシアとトルコの合同監視センターの指揮官に報告されました。
アゼルバイジャン 3月26日 23:38配信 アゼルバイジャン国防省声明
・アゼルバイジャン共和国国防省は声明を発表、「2022年3月26日付けのロシア国防省の一方的な声明は遺憾でありロシアの声明は真実ではない。」
・3月25日、ザキール・ハサノフ准将とロシアのセルゲイ・ショイグ国防相との電話会談で、ロシアの平和維持部隊が一時的に駐留しているアゼルバイジャンの領土に沿った状況が話し合われ、その中で、アゼルバイジャン側は監視所の位置と場所を明らかしていると述べた。
・アゼルバイジャン国防省は、アゼルバイジャンは2020年11月10日の三国間声明を遵守しており、規定に違反しているのはアゼルバイジャンではなくアルメニアであると述べています。
これら記事のまとめは
1・EUや米国のみならず、アラブのエジプト、オマーンも過激派として認定しているヒズボラをロシアがウクライナ侵攻に投入しようとしている。
2・ロシアはジョージア国内で親ロ派が支配する南オセチアの基地からウクライナへ軍を派兵、この中にはジョージア人も含まれる。
3・アゼルバイジャン軍がナゴルノカラバフのロシア平和維持軍管理区域でドローンを使用しアルメニア軍を攻撃したとロシアが主張、アゼルバイジャンはこれを否定
1・は真偽のほどは不明だが、募集に応じたというヒズボラ戦闘員の契約書らしきものをノーバヤガゼータは入手しており、事実っぽいと思う。
2・は当の南オセチア大統領なる人物が公言しているので事実であろう。ウクライナではジョージア義勇兵がウクライナ側について参戦しているというから、プー珍の目的はジョージア人同士を戦わせてジョージアの分断を狙っているのではないかと思えた。
3・はナゴルノカラバフにおけるロシアのプレゼンスを保持するだけでよいので、アゼルバイジャンに攻め込むことはなかろうと思う。
さらに、東部ウクライナの、ロシアが国家承認をしたというルガンスク人民共和国で、ルガンスクをロシアに編入するかどうかを決める「国民投票」が近い将来、実施される予定とのニュースを目にした。現在ガセかどうか確認中だが、これが事実ならウクライナ全土占領が無理と見たプーチンは、東部ウクライナに傀儡国家建設どころかロシア編入を企て始めたのではないかと感じた。
以上、筆者の個人的意見であるので、本事案に関する所感は読者諸賢にお任せしたい。
ノーバヤガゼータ 3月26日 00:20配信 ヒズボラがウクライナの戦場に800人を派兵 、以下 自動翻訳概略内容
・世界最大のアラビア語TV局 アルハダス(筆者記:サウジアラビア政府出資)によると、ロシアの民間軍事会社、ワグネルがシーア派の武装組織 ヒズボラと戦闘員をウクライナに送るために交渉していたと報じた。アルハダスによれば、ワグネルからはアレクサンダー クズネツォフ、ヒズボラ側からは、ナジ治安部隊の幹部であるハッサン・アル・シャルトゥーニが出席した。
・会議は数日前に行われたとされており、両者は800人のヒズボラ戦闘員をウクライナに派兵し戦闘に参加する事に合意した。1人の戦闘員を雇うための料金は月額で1,500米ドルになります。
・ウクライナへの過激派の派遣の第一段階は、3月29日火曜日に計画されています。消息筋によると、200人の戦闘員がダマスカスからベラルーシのホメリ地域の軍事基地に移送されます。
ノーバヤガゼータ 3月27日 00:52配信 南オセチア基地より派兵
・部分的に認められた共和国の住民を含む南オセチア(筆者記:ジョージア領土内にある親ロ派独立国、ロシアやベラルーシ等が国家として承認)のロシア軍基地から、ウクライナでの敵対行為に参加するために派兵がされました。これは、南オセチア大統領アナトリー ビビロフの記者会見でRBCに報告されました。(筆者記:RBCにアクセスを試みたが、時間切れでつながらず)
・「これらは、南オセチア共和国に駐留しているロシア軍の第4基地の将兵で、志願兵である南オセチア住民も含みます。
・ビビロフ大統領は、自身のテレグラムチャンネルに、南オセチアの旗を掲げたトラック輸送団のビデオを投稿しました。
↑ビビロフ大統領のテレグラム動画画面、ノーバヤガゼータより引用
ノーボスチ 3月26日 19:53 配信 アゼルバイジャン軍、ロシア平和維持軍の管理区域に侵入
・ロシア国防省によると、アゼルバイジャン軍は、ナゴルノ・カラバフの領土内のロシア平和維持部隊の管理区域に侵入した。
「3月24日から3月25日まで、アゼルバイジャン共和国の軍隊は、2020年11月9日付けのロシア、アゼルバイジャン、アルメニアの指導者の三者声明の規定に違反し、ロシアの平和維持部隊の管理区域に入り、ナゴルノ・カラバフの領土に監視所を設置した」と述べました。
イタルタス 3月27日 0:44配信アゼルバイジャン軍がカラバフ軍の部隊にドローン攻撃を実施
上写真 イタルタスより引用、レイラ トゥラヤノバ撮影
・モスクワ、3月26日。/TASS/。アゼルバイジャン軍は、ナゴルノ・カラバフの領土内にあるロシアの平和維持部隊の管理区域に入り、この地域のナゴルノ・カラバフの武装勢力の部隊にバイラクタルTB-2タイプの無人航空機による4回の攻撃を加えました。
いっぽう、アゼルバイジャン側はこれを否定、責任はアルメニアにあるとしている。
アゼルバイジャン3月26日 12:03配信 違法なアルメニアの武装集団の試みは阻止された
・3月26日の朝、不法なアルメニアの武装集団が、深い霧を利用して、アゼルバイジャン軍の部隊を妨害しようとしました。国防省の報道機関は、即応措置の結果、違法なアルメニアの武装集団は撤退を余儀なくされたとアゼルバイジャン国営通信に語った。
・この事件は、ロシアの平和維持部隊とロシアとトルコの合同監視センターの指揮官に報告されました。
アゼルバイジャン 3月26日 23:38配信 アゼルバイジャン国防省声明
・アゼルバイジャン共和国国防省は声明を発表、「2022年3月26日付けのロシア国防省の一方的な声明は遺憾でありロシアの声明は真実ではない。」
・3月25日、ザキール・ハサノフ准将とロシアのセルゲイ・ショイグ国防相との電話会談で、ロシアの平和維持部隊が一時的に駐留しているアゼルバイジャンの領土に沿った状況が話し合われ、その中で、アゼルバイジャン側は監視所の位置と場所を明らかしていると述べた。
・アゼルバイジャン国防省は、アゼルバイジャンは2020年11月10日の三国間声明を遵守しており、規定に違反しているのはアゼルバイジャンではなくアルメニアであると述べています。
これら記事のまとめは
1・EUや米国のみならず、アラブのエジプト、オマーンも過激派として認定しているヒズボラをロシアがウクライナ侵攻に投入しようとしている。
2・ロシアはジョージア国内で親ロ派が支配する南オセチアの基地からウクライナへ軍を派兵、この中にはジョージア人も含まれる。
3・アゼルバイジャン軍がナゴルノカラバフのロシア平和維持軍管理区域でドローンを使用しアルメニア軍を攻撃したとロシアが主張、アゼルバイジャンはこれを否定
1・は真偽のほどは不明だが、募集に応じたというヒズボラ戦闘員の契約書らしきものをノーバヤガゼータは入手しており、事実っぽいと思う。
2・は当の南オセチア大統領なる人物が公言しているので事実であろう。ウクライナではジョージア義勇兵がウクライナ側について参戦しているというから、プー珍の目的はジョージア人同士を戦わせてジョージアの分断を狙っているのではないかと思えた。
3・はナゴルノカラバフにおけるロシアのプレゼンスを保持するだけでよいので、アゼルバイジャンに攻め込むことはなかろうと思う。
さらに、東部ウクライナの、ロシアが国家承認をしたというルガンスク人民共和国で、ルガンスクをロシアに編入するかどうかを決める「国民投票」が近い将来、実施される予定とのニュースを目にした。現在ガセかどうか確認中だが、これが事実ならウクライナ全土占領が無理と見たプーチンは、東部ウクライナに傀儡国家建設どころかロシア編入を企て始めたのではないかと感じた。
以上、筆者の個人的意見であるので、本事案に関する所感は読者諸賢にお任せしたい。