ふろしき王子のブログ◎
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いっぱつでっかいパンチを受けるよりも、
毎日毎日小突かれつづけたほうがこたえる。

リズムによる影響が大きいので、
もし今何か不調がある場合は
日々習慣となっているちょっとしたことを変えると
よいかもしれない。

改めてそんなことに氣づいたのは、
靴で出歩くのと、いっぽん歯の下駄で出かけるのでは
同じ歩くでも、体の意識や思考パターンまで
まるで変わってしまうことを再確認したから。

今日の夕方、歯が一本の下駄に乗って
散歩に出かけた。
バランス的には慣れているけど、
大切な下駄がアスファルトで
すり減らないようにと
ゆっくり歩くことになる。

足たちが一所懸命の折、
頭や心はのんびりと自由に
あれこれ思い巡らすことができる
優雅なひと時。

肩を下げ、足腰に意識が充満するから
頭で余計なことを考えたり、
要らぬ不安にとらわれることがない。

このように、ただ歩くリズムを変えただけで
生まれ変わってしまうほどだから、
日々の衣食住のちょっとした
繰り返しの影響はとても大きいだろう。

心と体はつながっている。
現代人の悩みの9割は食べ過ぎから生まれると
聞いたこともある。
燃焼するよりも食べるほうが大きいと、
バランスをとろうとして
悩むことにエネルギーを使ってしまうというのだ。

とにかく、下駄にて歩み行き
体と自然がひとつになった心地でしたが、
こともあろうに、僕はそのまま図書館に入っちまった。
静かなる館内、つるりと硬い床をいっぽん下駄で進めば、
カツッ!カツッ☆と強く響いてしまう。
上半身脱力し、足腰に氣を入れて
とこ、たこ、と柔らかに歩いた。

いつもの靴歩きなら「何の本を読もっかな」って
あれこれ思考を巡らすところだが、
今日は足が主人。考える氣も起きぬまま、
足は確信的に進んで、無意識に
欲しい内容の本にたどり着くのである。

頭で考えすぎず

胸で思いすぎず

腹で感じすぎず

足にまかせる!

体を意識しやすい
生活リズムを工夫してみよう。

ほうきで掃除する。雑巾がけ。
おむすびを結ぶ。
徒歩か自転車。
ふろしきを結ぶ、背負う。
手桶で湯を浴びる。

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