最近、ザルを探していた。
竹を編んだざるで、うどんを乗せるような浅めのもの。
使い途は、藍染のカメの底にしずめ、
中の藍の葉が舞い上がらないようにするのだが
近所のホームセンターにはプラスチクスの物しか無く、
金物屋にも無く、商店街にも雑貨屋、荒物屋がない。
ごくありふれた、たった1枚のざるだに
街に売っていないのはちょいと残念。
そこで、故郷浅草の合羽橋ならば
竹製品の専門店もあるし、必ず得られそう。
今日(15日)に都心の用事ついでに行こうと思ってた。
その前に、午前中に近所の農家で
旬の栗を買った。江戸時代の建物です。
竹ざるを探してる話をしたら、なんと
使ってないからと、1枚の古めいたざるをくださった。
胸のポケットからメジャーを出して測ると
直径が30cm近くあり、ちょっと大きい。
それでも立派なもので、用途はいくらもあるから
歓んで頂戴した。
少しほこりをかぶった感じだったのを
家で水とタワシで洗って乾すと、
弾力、コシがありほどよく飴色に熟していて
大変素適なざるだ。
是非とも今後活用したい。
一方、カメに沈めるざるは
結局今日は浅草まで行かれずに買えなかった。
明日自宅に友達が来て藍染するので、
ざるの代わりに、アサの蚊帳の生地で作った
風呂敷をはめて沈め、藍の葉が
舞い上がらないようにする予定。
伊豆長岡の、順天堂病院の向かいの家で
竹ざるを編んでいるおじいさまがいらっしゃる。
今も健在かな。名人。素晴らしい品だが
直売で値段が手頃。
今度行ったら、あるだけ買いたいと思ってる。
大きなアロエの繁れる家です。
麦わら帽子は活躍中で、
爪もまだ青い。
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