布団のなかは、ぬくかる温帯なれど
フトンの外は、しばれて亜寒帯。
うちは縦長で、3つの部屋に分かれる。
玄関側は台所で、風呂や音入(トイレ)にも通じる。
庭側はタタミの和室で、寝室や客間、ミシンするときに使う。
真ん中の居間は、普段食事をするところだが
この部屋でだけ、暖房を使う。
電氣につなげるオイルヒーターだが、
一階ゆえ底冷える我が家では、1日の半分着けていれば
電氣料金は月に1万を超える。
本来は木炭の火鉢で直接人体を暖めつつ
お湯も沸かすのが効率的だろうが
幼な子がいて、じさまばさまはいない家庭なので
少し危なさがあって使わない。
実家では自室でヒバチを使い、
薬缶で沸かしつつ
パンやクッキー、おむすびに餅なぞ
何でも焼いたり暖めて食べて楽しかった。
今日も青きよい空で、
友達に頼まれた藍染ものをお渡ししたのち
埼玉の友達宅へ、なぜか 片付けをしに参る。
片付けが好きなのだ。
結果は、後ほど。
道中、所沢あたりから見える雪筋なる山々はチチブかな。
父と読みつつ、女山ならば、
そのお乳に触れに参るが男たるべし。
むしろその滴(しずく)を飲むがごと、
ある晴れた春の日に
秩父のお乳を飲みに行きたいものだが、
我が家にゃすでに、山の神おってんねんから
独身男は山を攻めて揉みて、包まれよ。
女性は受け身が本質なれば、積極的に山へ登ることは勧めないが
自らこそ、男が登りたくなるような、
瑞々しく大らかな山となるべし。
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