ある夏のころ、4,5日のあいだ
お腹に力の入らず、ぐったりまでは行かずとも、
どことなく横になっていたい日々があった。
僕は暑さにも弱くないので、
この程度で夏バテというのも考えられず、
まあ、体調を自覚していればいろいろ
氣をつけられるだろうと眺めていたが、
何となくの不調のはじまりは、
あるお茶を飲んでからだった。
普通の日本茶の緑茶で、品質もよいものなのだけど、
一煎めを入れてからお湯が残ったままのもので、
非常に濃く、苦みと渋みが溶けだしていた。
このときは空き腹であったので
カフェインだかカテキンの作用を直に受けたようです。
僕は以前から、水出しの緑茶を飲むと
身体にあわない感覚があったのですが、
きっと、腸内細菌が打撃を受けると思われる。
そのような濃いお茶を飲んだ後は、
少しの脱力感とともに、便秘状態となり、
それが解消されるとともに、力がよみがえってくる。
腸内の細菌のバランスが元に戻るのに
数日かかるのでしょう。
お茶や漢方薬というと、一般的な薬よりも
安全なイメージがありますが、
植物にも毒草があるように、
何かの成分を急にたくさん摂取することで
身体が悲鳴をあげることもあると
改めて実感しました。
もともと、味覚のなかの苦みを感じるのは、
からだが体内に入れたくない判断でもあるので
以後、いっそう氣をつけたいと思います。
お蔭さまで、その後はとってもげんきに戻り、
他の人が暑いという部屋でも
平氣ですこやかに過ごしております。
あまり躊躇せずに、極端なことを試してしまう
性格もあるので、
ひと呼吸、というのを大切にしようっと。
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