ふろしき王子のブログ◎
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髪の毛に癖があり、着物にもしわが。
以後、きをつけます!

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ある夏のころ、4,5日のあいだ
お腹に力の入らず、ぐったりまでは行かずとも、
どことなく横になっていたい日々があった。

僕は暑さにも弱くないので、
この程度で夏バテというのも考えられず、
まあ、体調を自覚していればいろいろ
氣をつけられるだろうと眺めていたが、

何となくの不調のはじまりは、
あるお茶を飲んでからだった。
普通の日本茶の緑茶で、品質もよいものなのだけど、
一煎めを入れてからお湯が残ったままのもので、
非常に濃く、苦みと渋みが溶けだしていた。
このときは空き腹であったので
カフェインだかカテキンの作用を直に受けたようです。

僕は以前から、水出しの緑茶を飲むと
身体にあわない感覚があったのですが、
きっと、腸内細菌が打撃を受けると思われる。

そのような濃いお茶を飲んだ後は、
少しの脱力感とともに、便秘状態となり、
それが解消されるとともに、力がよみがえってくる。
腸内の細菌のバランスが元に戻るのに
数日かかるのでしょう。

お茶や漢方薬というと、一般的な薬よりも
安全なイメージがありますが、
植物にも毒草があるように、
何かの成分を急にたくさん摂取することで
身体が悲鳴をあげることもあると
改めて実感しました。

もともと、味覚のなかの苦みを感じるのは、
からだが体内に入れたくない判断でもあるので
以後、いっそう氣をつけたいと思います。

お蔭さまで、その後はとってもげんきに戻り、
他の人が暑いという部屋でも
平氣ですこやかに過ごしております。

あまり躊躇せずに、極端なことを試してしまう
性格もあるので、
ひと呼吸、というのを大切にしようっと。

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きょうは、お昼ころから
ふろしきの活動に関する打ち合わせをした後、
新聞の取材と撮影があります。

このごろは、レジ袋のように買いもので
エコバッグとしてつかえる技という需要が多いです。
そのため、自分のなかでのいくつかの定番から選んで
紹介するかたちになりやすい。

だけど、本来ふろしきは、中身や状況にあわせた即興が柱です。
その感覚でいくと、取材を受けるメディアごとに
新しい結び方やアレンジを提案したいところではあります。

ふろしきに限らず、打ち合わせというのは
個々の頭ん中に確定した事項の
報告に終始しては、顔をあわせ、声を発する意味がない。
その人がいるから、いつもと違った扉がひらき、
新しいアイデアが湧いてくるというのがよい。

そのためには、テーマにとらわれず、
今話したいマイブームでも何でもよいから、
自由に雑談のように話しながら、
互いに盛り上がってうまれた話題を、
あとづけ的に議題と組み合わせればよい。

また、風呂敷というのは、はじめに型枠の決まっているものから
それを細部にも当てはめて導きだす演繹法ではなく、
個別の具体的な要素が織りまざって生み出された何かに、
やはり後から好きな意味を持たせてみる、帰納法のほうが
合っています。

口の大きさや容量があらかじめ固定されているカバンであれば、
その中に以下に効率よく荷物を詰めるためには、となりますが、
ふろしきは、先に中身が自由に存在し、それらを上手にまとめるためには
このような器の形にしよう、とあとから設定ができるからです。
通常、器を変えるのは手間やコストがかさみますが、
風呂敷は、何度でもほどいて1から器を再構築できるため、
中身にあわせながら包み込むという形が実現できます。

元々の日本の家屋もまた、ニュートラルな何でもない部屋があって、
そこで作業したり、お膳やちゃぶ台を運んできて食堂に変えたり、
布団を敷いて寝室にしたりと、状況にあわせて器を変えるという方法でした。

多目的な布=multipurpose cloth といえます。

問題がなければ特に出番もない。
でも、頼まれればただちに何でも解決できる。
そんな、呼ばれて飛び出るヒーロー、ヒロインが、
風のように去ってゆく風呂敷のたたずまいであると感じています。

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長年愛用していた、PHSのガラケーがとうとう
画面が映らない状態が頻発するようになりました。
サービス自体も1月に終了することから、
やむなく先日、柄にもなく
スマホに変更いたしました。

今このブログは、パソコンから書いています。
これまでも、ガラケーから投稿は頻繁にしていましたが、
スマホからだと、写真の画質がよいだろうから、
全体的な印象が、すこし変わるかもしれません。

きょうは、朝からいい天氣です。
つい2週間ほど前までは、明けない梅雨に
晴天を恋焦がれたりしていましたが、
いまや
(…たまには雨も…)
そんなこのごろ。

というのも、雨が降らないと
近所の川の水量が緩くなり、石に藻がついて
見た目も、匂いも清涼感が減ってくる。

しかしこれは本来雨の問題ではなく、
上流や水源の森の保水力が少ないため、
地下水の供給が安定していないことによる。
大雨がしっかりと吸収されず、降れば多くが流れ出て、
しばらく降らなければ川の水が目に見えて減る。

そこにあわせて、藻の原因は水質の富栄養状態による。
藻はむしろ、水中の窒素分を摂取して水を浄化している。
流れ出た肥料、下水の処理水等の窒素分の量の割に
それを吸収する生態系が調っていないため、
たんに大雨で洗い流すしか技のない現状にある。

これらを解決するには、
・放置人工林の間伐材の管理と利用を
 公共事業にしながら、
 コストの見合わない山奥エリアは
 自然の樹種に置き換えてゆく。

・それが成功して、自然のダムが完成したら
 不必要になった人工なダムを順次解体する。

・川や用水路等の護岸に
 小石を詰めた蛇籠やヨシを活用し、
 自然と浄化される仕組みを築く。

・つよい洗剤を使わず、
 水、重曹、クエン酸、純石けん等を必要に応じて使って
 掃除や洗濯をする。
 特に、洗車の洗剤が雨水管へ流れると、直接川へと注がれる。

・水再生センターの処理水の最終段階に、
 砂利にゆっくりと水を流しつづける
 緩速ろ過の技術を採り入れる。

・地元の川の水を、自治体や町会、個人で
 緩速ろ過等の仕組みで浄水し、生活水や飲み水として
 日常や非常時に使える態勢を調えておく。
 安全保障上、非常に有意義な取り組みとなる。

以上のように、解決策は意外とシンプルに存在するので、
あとは、切実に困った状況にならなければ
人や行政はなかなか動かないものですが、
毎年のように水害や異常氣象の発生する
いまこそ、治水に真摯に向き合うときと思います。

そこでは、家庭レベルでもできることが沢山あります。
・下水処理場での微生物を失活させるような
 つよい洗剤(界面活性剤、香料、漂白剤)を
 極力減らしながら、他の方法に切り替える。
・風呂の残り湯の活用。植木の水やりなどに。
 そのためには、メダカが生きられないような
 入浴剤を使用せず、必要なら野草や塩を生かす。
・皿洗いで強力な洗剤を使わずに済むように、
 残ったタレや油は、シリコンのスプーンで
 綺麗にすくう、パンにつけて食べる、
 新聞紙などに吸わせて捨てる、などをしてから
 水や湯や最低限の石けんで洗う。
・環境のことへ意識が向きにくくても、
 同じ問題は自分の身体へ影響するという視点で、
 うつくしく、健やかになるための取り組みととらえる。

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