友達宅のベランダに、水田をつくった。丈夫なプラスチックの空き箱に、 放置プランターの土を入れる。 途中、こがねむしの幼虫と団子虫を救出。
そこへ、塩素を抜いた水を入れる。 よくかき混ぜてから、土の中の根っ子、 浮いてきたかす、泡をすくいとる。 あふれ出るまで水を流しこんだら、 土の情報を変えるために藻と水草を 入れ、おまじないに自然塩も少々。
後から溺れた虫が上がれるように 木の枝を浮かべておく。 まだ濁っているが、次回来るときは 水が澄んでいるだろう。 その時に、稲の苗を植える。
外に水場をつくるとボウフラがわく。 メダカを放流すれば解決するが、 このたびは、別の天敵である ヤゴを送り込む予定。
稲が伸びれば、そこへ登って トンボへと羽化するが、 まだ短いうちはつかまれないので、 木の枝を差しておこう。 竹やヨシの茎でもよいが、 つるつるしているとヤゴが 滑りそうなので、小枝あるいは 皮のついた笹の茎がよい。
ヤゴはボウフラや赤虫を食べるので、 ぜひとも蚊にはせっせと 卵を生んでほしい。 たまに、米の研ぎ汁でも注げば 藻がわき、ミジンコが発生して 食物連鎖から、他にも何かしら ヤゴの餌となる存在が現れる かもしれない。 有機物が多すぎて、かつ日蔭氣味 であれば、オナガウジという 花あぶ(みつばちに似る)の 幼虫が生まれて、それもヤゴの餌に なりそうだが、 ベランダは陽あたりがよいので 来ないだろう。
小さい虫が、水を飲みに来て溺れる。 それもヤゴが食べたりするでしょう。
トンボになると、今度は蚊を食べる。 あっぱれと言いたいけど、逆に 蚊がいなくなったら、数多くの生物が 餌に植えて絶滅するかもしれない。
蚊よ、トンボを養ってくれて ありがとう。
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